CSE 100 Challenge — 進捗トラッカー
元ネタ: read/CSE 100 Challenge — CSEは何者なのか?.docx
「CSEを無理にLMとして成功させるのではなく、系列記憶・状態保持・異常検知・予兆検知・軽量常駐・LLM補助など、 どこで固有の強みが出るかを100問で調べる」ための実験ログ置き場。
- 1日1問が基本。性能改善しなくてもよい。「性質を1つ知る」だけで成功。
- 各Dayのログは
logs/dayNN_*.md、実験スクリプトはscripts/dayNN_*.pyに置く。 - 途中で有力な正体が見えたら、番号どおり進めず枝分かれしてよい。
横断メモ
- _note_seed_determinism.md —
seedは決定論的経路(predict_next等)には無効。Day1〜Day5の「複数seed確認」の解釈に影響。 - _note_unk_collapse.md — テスト時(学習時でない)の未学習記号は全部
<UNK>という共通ノードに丸め込まれる。Day11・14・15・16の「未学習記号」はこの意味で解釈し直す必要がある。 - 合流ノード仮説【確定】(day08bで3レプリケート再現): 「2つの学習系列が同じノードに合流する」構造だと平均accuracy 0.5、合流しない専用経路なら平均1.0。さらに合流点では常にコーパスリストの2番目(=epoch内で最後に学習した系列)側が勝つという方向性まで確認済み。CSEの既定Hebbian学習の構造的性質として整理できた。
- 【機構完全解明、ユーザー提案の連続追試による】「同時保持は2〜3本まで」は誤りで、正体は
<START>ノードのtop_k枝刈り(day25c→day25d_e→day25e_f): N本同時学習でのnative retrieval capacityはN=4〜8でtop_k_edges本(既定3)に頭打ちになるが、N=16・32では全数想起に回復する谷型曲線。原因は<START>自身の出力エッジにもtop_k_edges枝刈りがかかり、選ばれた少数のブランチだけが活性化の先取りを受けて他を乗っ取るため。9本目を追加すると(内容が無意味なダミーでも)top-3枠の1つを奪われて優位が解消し、全数想起に回復する。storageは常に劣化しない(Day25.5)。
進捗
| Day | フェーズ | 問い | 結果 | 判定タグ | ログ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1. 系列そのものを覚えているか | 順番が違えば区別できる?(A→B→C vs C→B→A) | CSE成功(1.0)、ただしorder-2 Markovも成功 | [LM][Memory] | day01 |
| 2 | 1. 系列そのものを覚えているか | 一部だけ順番を変えると?(A→B→C→D vs A→C→B→D) | CSE失敗(0.0)、order-2 Markovは成功 | [LM][Memory] | day02 |
| 3 | 1. 系列そのものを覚えているか | 同じ要素数でも配置が違えば区別する?(AAB vs ABA) | CSE成功(学習済み並びのNLLが桁違いに低い) | [LM][Memory] | day03 |
| 4 | 1. 系列そのものを覚えているか | 先頭だけ同じ場合は?(A→B→C vs A→B→X、手がかりなし分岐) | 約40/60に偏る(50/50ではない) | [LM][Memory][Other] | day04 |
| 5 | 1. 系列そのものを覚えているか | 末尾だけ同じ場合は?(A→B→C vs X→Y→C) | CSE成功(1.0) | [LM][Memory] | day05 |
| 2.5a | (Day2の枝分かれ) | Day2はなぜ失敗した?重み診断+temporal_learning_window 1→2 | 原因はコーパス構造上のD二重強化。窓を広げると悪化 | [LM][Memory][Other] | day02b |
| 2.5b | (Day2の枝分かれ) | 系列長4/5/6でswap-familyは再現するか | 長さ4/5/6全て同じ失敗(0.0)。長さ非依存の局所構造が原因 | [LM][Memory] | day02c |
| 6 | 1. 系列そのものを覚えているか | 系列長2/4/8/16/32で何が変わる? | 繰り返し文字数が増えるほど正解率が単調低下(1.0→0.375) | [LM][Memory][Pattern] | day06 |
| 7 | 1. 系列そのものを覚えているか | 昔のイベントと直前イベント、どちらの影響が強い? | 未学習の対立プローブで両方ともold優勢(確率99.97%/99.98%) | [LM][Memory] | day07 |
| 8 | 1. 系列そのものを覚えているか | 間隔を空けても覚えている?(G=0/1/10/100) | G=0から既に失敗。G増加でfillerパターンに引きずられる | [LM][Memory] | day08 |
| 8.5 | (Day2/4/8の統合) | 合流ノード仮説の直接検証(3レプリケート) | 確定: 収束あり0.5 vs 収束なし1.0。合流点は常に2番目に学習した系列が勝つ | [LM][Memory] | day08b |
| 9 | 1. 系列そのものを覚えているか | 繰り返すほど反応は強くなる? | 重みは単調増加(振動なし)、伸びは徐々に鈍化 | [LM][Memory][Other] | day09 |
| 10 | 1. 系列そのものを覚えているか | 繰り返し過ぎると暴走・飽和する? | 暴走なし。9.995で安定飽和(上限キャップと減衰の平衡点) | [LM][Memory] | day10 |
| 11 | 2. 類似・ノイズ・誤発火 | 完全一致と90%一致で発火量は変わる? | 確率は常に1.0で無意味。総活性量は微差(90/70%)より0%(全部未知)への急落が支配的 | [Anomaly][Other] | day11 |
| 12 | 2. 類似・ノイズ・誤発火 | 1イベントだけ違う系列を区別できる? | 部分的にYes。差分の瞬間だけ63/37に偏る(2番目学習側優勢、Day8.5と整合)。前後の文脈は完璧 | [Anomaly][Memory] | day12 |
| 13 | 2. 類似・ノイズ・誤発火 | 違いが先頭/末尾どちらにあるかで差が出る? | 重要: 共有プレフィックス短い→ほぼ五分五分(妥当)。長い→ほぼ100%の誤った確信 | [Anomaly][Memory] | day13 |
| 13.5 | (Day13の追試) | プレフィックス長0-5での確信度増幅カーブ | L=0でほぼ五分五分→L=3で実質飽和(94.9→99.4%)。方向はL=0から決定済み | [Anomaly][Memory] | day13b |
| 14 | 2. 類似・ノイズ・誤発火 | 途中にノイズを入れた場合、位置によって耐性は変わる? | 早い/中間は「1つ先へ規則的にずれる」失敗。遅いだけ正しく復帰 | [Anomaly][Pattern] | day14 |
| 15 | 2. 類似・ノイズ・誤発火 | ノイズイベントの種類によって耐性は変わる? | No(概ね)。未学習/場違い/繰り返しの3種とも同じ誤答に同じ確率で収束 | [Anomaly][Pattern] | day15 |
| 16 | 2. 類似・ノイズ・誤発火 | ランダムノイズと意味の似たノイズでは違う? | 例外発見: 誤答収束先(C)そのものを注入すると逆に正解に復帰。Day15を一部訂正 | [Anomaly][Pattern] | day16 |
| 17 | 2. 類似・ノイズ・誤発火 | 未知系列に対して「知らない」と扱える? | 部分的にYes。空文脈/単発UNKは適切な不確実性(エントロピー~1bit)を示すが、UNK連発で過剰確信化 | [Anomaly][LLM補助] | day17 |
| 18 | 2. 類似・ノイズ・誤発火 | 似ているけど別物を何種類まで区別できる? | 重大: 合流ノードなしでもN増加で崩壊(N=8で3/8)。前半系列が軒並み最後の系列に飲まれる | [LM][Memory][Pattern] | day18 |
| 18.5 | (Day18の追試) | 学習順シャッフルで崩壊は緩和されるか+容量上限の原因確認 | No、accuracy不変。さらにN=8でもノード使用27/50で上限未到達→ノード数不足が原因ではないと確定 | [LM][Memory][Pattern] | day18b |
| 19 | 2. 類似・ノイズ・誤発火 | 類似系列が増えると混線する? | スキップ(Day18/18.5で実質的に回答済みと判断) | - | - |
| 20 | 2. 類似・ノイズ・誤発火 | 誤発火した系列には共通点があるか? | 総括: 大半は「コーパス後方の系列が勝つ」競合パターン、一部は「ノイズで1段先へずれる」構造的パターン。確信度は誤りの手がかりにならない | [LM][Memory][Anomaly][Pattern] | day20 |
| 21 | 3. 記憶・忘却・状態保存 | 一度覚えた系列は何ステップ残る? | 推論だけなら10000回挟んでも重み完全不変・無限に残る。忘却は再学習時のみ発生 | [Memory][Temporal] | day21 |
| 22 | 3. 記憶・忘却・状態保存 | 時間ではなくイベント数で忘れるか? | Yes確定。無関係な学習(XYZ)を200エポック続けるだけでA→Bが忘却・誤答化 | [Memory][Temporal] | day22 |
| 22.5 | (おまけ、雑談から) | reset_state()を外すと呼び出しをまたいだ短期記憶が生まれるか | Yes。空プロンプト5連続で直前の答え"C"を保持し続けた(減衰は見た目上ゼロ) | [Temporal][Other] | day22b |
| 22.5b | (おまけの続き) | 本物のStreamingSessionでも同じことが言えるか | predict()は完全に冪等(安全)。だがノイズfeedで1段ずれる脆弱性(Day14-16)はそのまま再現 | [Temporal][Anomaly] | day22c |
| 23 | 3. 記憶・忘却・状態保存 | 何も入力しなくても状態は残る? | Yes、非常に強く。改造版で空プロンプト200回連続でも一切崩れず(理論予想に反して) | [Temporal][Memory] | day23 |
| 24 | 3. 記憶・忘却・状態保存 | 別系列を大量に入れると昔の記憶は消えるか? | Yes。2本までは耐えるが3本目追加で忘却、以降は常に直近追加系列に追従。Day18と独立に一致 | [Memory][Temporal] | day24 |
| 25 | 3. 記憶・忘却・状態保存 | 新しい記憶が古い記憶を上書きするか? | 重大発見: No(上書きではない)。B→Cは重み3.5で健在、B→Lは重み0.0(存在しない)なのに誤ってL勝利。忘却の正体は「乗っ取り」 | [Memory][Temporal] | day25 |
| 26 | 3. 記憶・忘却・状態保存 | 古い系列を再提示すると記憶は復活する? | Yes、桁違いに速く。わずか5epochで復活(ゼロから学習だと同じ5epochで重み0.498にしかならない) | [Memory][Temporal] | day26 |
| 27 | 3. 記憶・忘却・状態保存 | 一度忘れた系列は再学習が速いか? | スキップ(Day26でそのまま実証済み=Yes、節約(savings)効果) | - | - |
| 28 | 3. 記憶・忘却・状態保存 | 記憶削除を意図的にできるか? | Yes(外科的には可能)。ただし削除後は「知らない」にならず別系列に乗っ取られる。公式APIは無し | [Memory][Temporal] | day28 |
| 29 | 3. 記憶・忘却・状態保存 | 特定系列だけ忘れさせられるか? | スキップ(Day28でそのまま実証済み=Yes、狙ったエッジだけ削除可能) | - | - |
| 30 | 3. 記憶・忘却・状態保存 | 内部状態を保存→再起動→復元して同じ反応になるか? | Yes、完全に正しく機能。重みはビット単位で復元、活性化(短期記憶)は仕様通りリセット | [Memory][Temporal] | day30 |
| 25.5 | (ユーザー提案、Day18/25の統合) | "保存"と"想起"を分離測定する | Storage=常に100%、Native retrieval=N=4/6/8で3本頭打ち | [Memory][Pattern] | day25b |
| 25.5b | (ユーザー提案の発展) | Storage/Native/Assisted retrievalの3分離、N=2〜32 | 重大な訂正: N=16/32では全数想起に回復(谷型曲線)。assisted cueは今回無効 | [Memory][Pattern] | day25c |
| 25.5c/d | (ユーザー提案、原因特定) | 崩壊帯の境界を細密化+top_k_edges仮説の検証 | 確定: N=4-8で常にちょうど3本生存→N=9で完全相転移的回復。top_k_edges=5にすると生存本数が5に変化(直接の因果確定) | [Memory][Pattern] | day25d_e |
| 25.5e/f | (ユーザー提案、機構完全解明) | なぜN=9で回復するか?内容依存かダミーでも起きるか? | 機構特定・完全解決: <START>自身のtop_k枝刈りが優遇枝を決定。ダミー9本目でも8/8に復活(内容無関係、構造的閾値) |
[Memory][Pattern][Other] | day25e_f |
| 31 | 4. 異常検知・予兆検知 | イベント列を見て次イベントを予測できる? | Yes(既存証拠の引用のみ)。専用経路・十分な文脈があれば高精度 | [LM][Memory] | day31 |
| 32 | 4. 異常検知・予兆検知 | 予測ではなく「異常」を検知する方が得意? | Yes、明確に。正常/異常の分離度は完璧(1.0)だが、正常内でのどちらかを当てる精密予測は確信度が実態と乖離 | [Anomaly][Pattern] | day32 |
| 33 | 4. 異常検知・予兆検知 | 正常系列100件+異常1件を見つけられる? | Yes(測定方法修正後)。正常100件が孤立断片評価だと誤検知される罠を発見・修正、その後は101件中1位で完璧に検出 | [Anomaly] | day33 |
| 34 | 4. 異常検知・予兆検知 | 正常パターンが複数ある場合でも異常判定できる? | No。「後に学習した系列が勝つ」バイアスで、不遇な正常パターンが異常と同点(51位)になり見分けられず | [Anomaly][Pattern] | day34 |
| 34.5 | (Day34の追試、仮説A/B検証) | Nを2〜16でスイープし、崩壊帯(N=4-8)依存か検証 | 第三の結論: 真に局所的な異常(逆順)ならN=2-16全てで完璧に分離。Day34の失敗は「際どい異常」を使ったことが原因で、Nや崩壊帯とは別軸 | [Anomaly][Pattern] | day34b |
| 35 | 4. 異常検知・予兆検知 | 徐々に変化する異常を検知できる? | 単調増加はするが「崖型」。1文字ズレの時点で既に巨大反応、その後の増分は逓減 | [Anomaly] | day35 |
| 36 | 4. 異常検知・予兆検知 | 突然の異常とゆっくりした異常、どちらが得意? | 性格確定: 最終NLLは経路に関わらず完全一致、遅延・慣れ・予期は皆無。CSE=「局所境界警報器」であって深刻度推定器ではない | [Anomaly] | day36 |
| 37/38 | 4. 異常検知・予兆検知 | 異常発生前に状態変化(予兆)が出るか?何ステップ前から? | No、0ステップ。観測可能な逸脱の瞬間と完全同時に反応、それより前はNLL・マージンとも正常時と無差別。activation.sumの巨大な差は時間経過による指数蓄積の交絡と判明 | [Anomaly] | day37_38 |
| 39 | 4. 異常検知・予兆検知 | 偽陽性が多くなる条件は何? | 確定: (1)後発優先バイアス(先に学習した正常が偽陽性率100%)、(2)頻度不均衡(稀な正常パターンは偽陽性率100%、しかも(1)より深刻) | [Anomaly][Pattern] | day39 |
| 40 | 4. 異常検知・予兆検知 | 正常へ戻ったら状態も正常化する?(回復ステップ・誤報の連鎖) | 一部No。未知記号由来の異常は恒久的な微小干渉を残す( |
[Anomaly][Temporal][Memory] | day40 |
Phase1(Q1-10)まとめ
「系列そのものを覚えているか」を10問掘った結果、CSEの既定Hebbian学習の性質がかなり具体的に見えてきた:
- 専用経路なら強い: 2つの系列が経路上のどのノードも共有しない限り、順番の違い・同じ要素数での配置違い・末尾の合流・old/recentの対立プローブまで、ほぼ確実(99%超)に正しく区別できる(Day1, Day3, Day5, Day7)。
- 合流ノードがあると弱い: 経路の途中で2系列が同じノードを共有すると、その合流点では平均accuracy 0.5まで落ちる。しかもランダムに外すのではなく、常にコーパスリストの2番目(epoch内で最後に学習した系列)側に倒れる、極めて再現性の高い偏り(Day2, Day4, Day8, Day8.5で3レプリケート確認)。
- 同じ小さい語彙内での繰り返しも弱点: 語彙(ノード)数がすぐ頭打ちになる一方、同じノードペア間の重みの奪い合いは続くため、系列長が伸びて繰り返しが増えるほど正解率が単調に下がる(Day6)。
- 単一エッジの学習自体は安定: 暴走・発散は起きず、上限キャップと減衰の釣り合いで滑らかに飽和する(Day9, Day10)。
→ 現時点の暫定的な結論: CSEの弱点は「学習容量」ではなく「複数系列が同じノードを共有したときの競合处理」に集中している。Phase2(類似・ノイズ)以降は、この合流ノード仮説がどこまで一般化するかを引き続き意識する価値がある。
Phase2(Q11-20)まとめ
「類似・ノイズ・誤発火」を掘った結果、Phase1の合流ノード仮説がさらに一般化・深化した:
- 確信度は判断材料にならない: 一致度が違っても、ノイズが入っても、確信度(確率)はほぼ常に0か1に張り付き、正しさとは無関係(Day11, 13, 14-16, 17)。
- 長い共有文脈は「より正しく」ではなく「より自信満々に間違える」: 分岐前の共有プレフィックスが長いほど、誤った答えへの確信度が指数的に増幅する(Day13, 13.5)。
- ノイズはほぼ中身を見ずに1段先へずらす: 挿入するノイズの種類(未学習/学習済みだが場違い/繰り返し)はほとんど結果を変えない、構造的な副作用(Day14, 15)。ただし誤答収束先そのものを注入する例外あり(Day16)。
- 「知らない」は短い入力でしか言えない: 空文脈や単発の未知入力では適切な不確実性を示せるが、入力が積み重なるほど中身に関係なく過剰確信化する(Day17)。
- 同時に扱える"似た系列"の本数に具体的な上限がある: 合流ノードが無くてもN本同時学習でN=8のうち5本が脱落。学習順のシャッフルでは解決せず、ノード数上限にも達していない、より根深い容量制約(Day18, 18.5)。
- 誤発火の大半は「コーパス後方が勝つ」という単一パターンに集約できる(Day20)。
→ Phase1・2を通じての最重要な実務的示唆: CSEを使うなら、選択肢の数を絞り、系列を短く保ち、確信度を信頼せず、「後に学習させた情報ほど優先される」という性質を前提に設計する必要がある。
Phase3(Q21-30)まとめ
「記憶・忘却・状態保存」を掘った結果、Phase1-2の「後方が勝つ」パターンの正体がかなり明確になった:
- 推論だけでは絶対に忘れない: 10000回の推論を挟んでも重みは不変。忘却は学習(train_text呼び出し)が起きたときだけ進む(Day21, 22)。
- 忘却は時間ではなくイベント数: 無関係な学習を200エポック続けるだけで忘却が起きる、時計を持たない設計通りの挙動(Day22)。
- 同時に安定保持できるのは2〜3本まで(※Day25.5b〜fで機構レベルまで訂正・解明): 同時学習(Day18)でも逐次追加(Day24)でも同じ本数で崩壊が起きたが、これは記憶容量ではなく
<START>ノード自身のtop_k_edges枝刈りに起因する局所現象で、N=4〜8という中間本数でのみ発生し、N=9以上では(内容を問わない9本目の追加により)全数想起に回復することがDay25.5b〜fで確定した。 - 【最重要】忘却の正体は「上書き」ではなく「乗っ取り」: 古いエッジの重みは消えずに残ったまま、無関係な直接エッジが存在しないのに他の記憶に予測を奪われる(Day25)。この乗っ取りは自然な競合でも意図的な削除でも同じ形で起きる(Day28)。
- だからこそ再学習は桁違いに速い(節約効果): 土台の重みが残っているため、ゼロから学習するより遥かに少ない追加学習で復活する(Day26)。
- 保存・復元は完全に正しい: 長期記憶(重み)はビット単位で保存され、短期記憶(活性化)は仕様通りリセットされる(Day30)。
→ Phase3の一番の発見は、CSEの「忘れる」という現象が、実は記憶の破壊ではなく検索の失敗であること。この理解は今後の改善の方向性(乗っ取りを起こす仕組みそのものを直せば、忘却に見える問題の多くが解決するかもしれない)を示している。
Phase6進捗(Q51-)
| Day | フェーズ | 問い | 結果 | 判定タグ | ログ |
|---|---|---|---|---|---|
| 51 | 6. セキュリティ攻撃チェーン | 攻撃チェーンを系列として覚えさせる(R→F→P→O) | Yes、単一チェーンは100%想起。ただしチェーン途中からの開始(P・O単独)は確信度58%止まりでFが約41%割り込む。Q52で要確認 | [Pattern][Memory] | day51 |
| 52 | 6. セキュリティ攻撃チェーン | 一部工程が欠けても攻撃系列として反応する?(RFPOの部分列を全列挙) | 端の欠落は可、中間の欠落は不可。先頭欠け・末尾欠けは残りを認識(先頭は1点だけ外れて復帰)、中間欠けは欠落点で崩れ、欠けた工程を確信度100%で予測し直す。NLLは飽和しFOは未知系列と同値。XPでも同じになるので内部連鎖が入力1個ごとに進む機構と整合(状況証拠) |
[Pattern][Memory][Anomaly] | day52 |
| 53 | 6. セキュリティ攻撃チェーン | 順序が違う攻撃は別物として扱う?(RFPO全24順列) | 警報としてはYES、別物の識別はNO。原系列と全順列は完全分離(NLL -0.0 vs ≥4.14)。ただし次予測は順序に無関係になりやすく、Oを含まない7集合は全て順序無関係({R,F,P}は6順列全てO 1.0)。事前仮説H1の厳密形(位置/エッジ基準)は不支持。Q52判定は PARTIAL/Position-dependent に確定 | [Pattern][Anomaly][Memory] | day53 |
| 53b | (Day53の原因切り分け、ユーザー提案) | 順序依存が出るのはO固有か、末尾記号か?(RFPO / ABCD / ROFP) | 記号ではなく学習系列の末尾記号が必要条件(3条件とも「含む集合4/6依存・含まない集合0/4」)。Oを2番目へ移すとOは特別でなくなり、末尾Pが代わりに担う。「学習済み順序は保持・入力の順序履歴は追跡しない」と整理 | [Pattern][Memory] | day53b |
| 54 | 6. セキュリティ攻撃チェーン | 正常管理作業と攻撃系列を区別できる?(54a非共有 ABCD / 54b F共有 AFBC、学習順2通り、単独学習と比較) | 54a=YES(検出+受容+混合警報6/6)、54b=NO。F後の続きはA/Rを見ず学習順の後発が56:44で勝ち、混合系列 AFPO/RFBC がNLL 0.3で正規並みに偽受容。非共有でも頭欠けの再同期は 5.18→13.2 に悪化。正常専用の別インスタンスなら分離可。※初回のknown定義(全位置p>0.5)は測定アーティファクトだったのでNLL<0.5に訂正 |
[Anomaly][Pattern][Memory] | day54 |
| 55 | 6. セキュリティ攻撃チェーン | Low-and-Slow攻撃を拾える?(正常専用CSE、間隔g=0〜8、総入力36固定、U=新規記号/S=逆順既知記号、追試55b) | H2型: 単発警報YES(Uは全gで4/4、ただし未知記号は構造的に鳴る)、チェーン認識・進行把握はNO。警報は正常イベントにも波及し、区間の長さに比例(0/3/6/12/26)して非局所化。1周期学習の正常CSEは純正常でも自壊(24/36)。周期の倍数個を挿入すると位相が再同期(4/4例、周期3・4)。既知記号の逆順を連続投入すると2/4しか鳴らない。置換型は未検証 | [Anomaly][Temporal][Pattern] | day55 ※非局所化はday56で冒頭(位置2)限定と訂正 |
| 56 | 6. セキュリティ攻撃チェーン | 大量の正常ログ中でも攻撃系列を保持できる?(1024イベント固定、挿入 vs 置換、周期4/5、新規/既知記号、間隔0〜300、単独対照、追試56b) | 保持=NO(先行攻撃の有無で応答が完全同一、max|Δp|=0)、個別検出は窓の外のみ。既知記号の攻撃は周期5で0/4(挿入も置換も)=盲点H3成立、ただし境界は既知/未知でなく定常状態の前方窓(次の2〜3記号に一様分散、期待トークンも0.33〜0.5)の内外。Q55の持続警報は位置2(冒頭)の若い状態の効果で、位置25以降は消える。定常状態の正常モデルは鋭い予測器ではない | [Anomaly][Temporal][Pattern][Memory] | day56 ※「前方窓」はday57で「語彙−直近r発火」と訂正 |
| 57 | 6. セキュリティ攻撃チェーン | 既知攻撃の亜種に反応する?(位相オフセットd=0..n-1・未知・隣接入替、周期4/5/6/8、top_k_edges、refractory_steps掃引) |
亜種の許容範囲は「語彙に含まれ、かつ直近2発火でない」かどうか。既知記号の亜種(スキップ・入替)は幅も順序も問わず通り、繰り返しと1つ前の記号だけ未知記号と同じく100%警報。refractory_stepsを振ると警報集合が直近r個に8/8一致(コードの不応期)。r=0だと定常状態の次記号分布は語彙一様(1/n)で順序情報が残らない。top_k_edgesは窓幅でなく正常基線の偽警報数に効く(周期8で44/36/21)。周期6以上は基線が壊れて測定不能。過去の変形履歴依存は無い |
[Pattern][Anomaly][Memory] | day57 ※P-topkの棄却と窓の記述はday57cで訂正(min(top_k_edges, 語彙−直近r)) |
| 57c | (Q57の続き、ユーザー提案: 遷移点+短窓reset) | 「できる状態」から「できない状態」へいつ遷移する?(reset直後から200トークン、周期4/5/6/8×学習×2/×4/×8、活性を直接測定、短窓k=4/8/16) | 2レジーム確定。Fresh(reset後〜約30トークン)は確率1.0で鋭く、スキップ・入替・繰り返し・未知の亜種が全て警報。約31〜35トークンで語彙活性が入力あたり約×10で増えて自動上限3.4e35に飽和(CV=0)しSteadyへ(pの崩壊は飽和の0〜6トークン前)。学習量では伸びない(×4=×8)。Steadyの候補数はmin(top_k_edges, 語彙−直近r)個の一様配分。短窓+resetで順序感度が戻るが窓の開始位相が合わないと偽警報が多発。Q55〜57の結果を「どちらのレジームか」で読み直す基準になる |
[Temporal][Pattern][Memory][Anomaly] | day57c ※原因はday57dで精密化 |
| 57d/e | (57cの機構の因果検証と介入、ユーザー提案) | 遷移は活性上限による因果か?(cap・重み・減衰・float64を操作、その機構から導いたcap引き下げの検証) | 飽和時刻はcapに対数追従して予測どおり(12桁で±2トークン、λ=減衰+循環辺の重み≒10.6)。ただし崩壊の直接原因は「飽和で同値になった候補の勝敗を、丸めで消える+10の直接辺で決めること」で、capが小さい(≤1e16)と飽和しても鋭いまま。cap≤1e16にすると周期4〜8の連続3000トークンでも鋭さ・亜種への警報が維持(12/12)。Steadyは既定cap(3.4e35)による数値的副産物。float64は崩壊が遅れず(t=40、間違った順位で崩れる)。予測の外れ: float32オーバーフロー説、崩壊境界(4.1e17予測→3.9e17で崩壊)、w=2 | [Temporal][Pattern][Memory] | day57d |
| 57f | (ユーザー提案の「2」: Q54〜56の再評価、A=既定+短窓reset/B=cap連続/C=既定連続/D=B+pair_context) | 数値崩壊を除いた「健康なCSE」でQ54〜56はどう変わる? | Q54bの「共有Fで文脈を失う」は既定設定の限界(pair_context(既存の設定、既定無効)を有効にするとAF→B・RF→Pに分離しキメラNLL 4.28 vs 本物0.14。連続ストリームでもactivation_capを下げれば1.0、既定ではpair有効でも崩壊)。Q56の長距離chain evidenceなしは維持(cap・pairでも先行攻撃の有無でmax|Δp|=0、全24組)。Q56のH3(既知記号の盲点)は数値崩壊の産物で撤回。健康なCSE=鋭い一次マルコフ+不応期、pairで二次まで。※T1ストリームの初版は測定設計の誤り(訓練が単体、テストが連結)で訂正 |
[Pattern][Anomaly][Memory][Temporal] | day57f |
| 57g | (ユーザー提案の「1」: context_trace) | 既定で無効の長距離文脈機構context_traceを有効にすると、Q56の「長距離記憶なし」は変わるか?(共有Fの分岐を、マーカーとFの間にG個の空白を挟んで解けるか) |
「既定設定では」に限定される。traceはtrace*=decay; trace[今]+=1で、既定decay=0は毎トークン消し、context辺(temporal_learning_window既定1)も空。有効にするとスコア空間でΔ=2·boost·decay^(G+1)·w_ctxに最大0.1%で一致する指数減衰(マーカー識別が運ばれている)。確率に現れるには活性の履歴項0.35×活性に勝つ必要があり、capとboostを組で設計すると(cap=1e2〜1e3、boost=1000)未知記号50トークンの空白を越えてΔp=1.0。学習済み循環(密な既知記号)フィラーでは全12設定で消える。※初回設計(フィラー循環を訓練に含む)は波が支配して無効(v1_invalid) |
[Memory][Temporal][Pattern] | day57g |
| 57h | (ユーザー提案の「2」: Q51〜53の回帰試験) | 健康構成(low-cap+pair、+trace)は以前の能力を保つか? | cap・cap+pairは回帰なし(capはQ51〜53の全指標で完全同一、cap+pairはQ52・Q53の計3項目が「より異常」側に動くだけ)→Q58以降の基準構成にできる。traceを足すとQ51のRFPOそのものの想起が壊れる(終端で<END>の代わりにFを予測、NLL 4.145。cap・pair・窓の変更は無関係)。長距離記憶が働く設定は例外なく想起を壊す(8組)=トレードオフ |
[Memory][Pattern] | day57h |
| 58 | 6. セキュリティ攻撃チェーン | 未知攻撃にはどう反応する?(既知記号のみで正常に存在しない組み合わせ・順序。構成: default / low-cap / low-cap+pair) | 反応するのは「未知の辺」(100%、警報位置=最初の未知の辺)、+pairなら「辺は既知で直前2記号の文脈が未知」(T2)も検出。edgeとpair_contextの局所情報が全て既知の再結合(ABCGH型)はpair有りでも検出率0.00。連続運用ではdefaultは正常の全セッションが警報(偽警報1.00)で不成立、low-capで偽警報0・辺レベル100%、+pairでT2 8/8。観察: 短窓resetで正常を3セッション同時学習すると最後のセッションを想起できず(<START>起点の波の干渉、capでは直らない)、複数パターンなら連続low-cap運用の方が安定 |
[Anomaly][Pattern][Memory] | day58 |
| 59 | 6. セキュリティ攻撃チェーン | 攻撃終了後も警戒状態が残り過ぎない?(Primary=low-cap+pair、Comparison=default、連続ストリーム、攻撃終了後の回復曲線、攻撃種別T2/T4/T3/T6/INS×m=1,2,4×位置early/late) | 健康構成(low-cap+pair)では残留警報0、p・分布とも0〜2トークンで回復(種別・m・位置に依存せず、出力上の影響が0〜2トークンで消失=少なくとも測定した出力には長い残留なし(残留≠長期記憶。内部状態が直近2記号のみとまでは未証明))。唯一の例外はT3 m=2の再入場境界(攻撃の最後がBで終わりB→Aが未知の辺、2トークン)。defaultはFresh範囲でINS(位相ずれ)が7〜19トークン残り、絶対位置t=31〜34=飽和時刻で止まる(Q55/56の「警戒の持続」は既定設定由来の状態汚染)。default lateは基線が7割警報で評価不能。出力が正常でも内部だけ乱れている期間は健康構成では観測されない。Q60への含意: CSEは警報の状態を保持しないので、警戒レベルは外で警報履歴を集計して作る |
[Anomaly][Temporal][Memory] | day59 |
| 60a | 6. セキュリティ攻撃チェーン | Q60 Layer 1: CSE単体の生出力に、異常の強さに対応する安定した順序情報があるか(外部履歴なし。強さの基準は編集距離・未知辺/pair/語彙外の数=構造的逸脱量であって真の危険度ではない) | 1発の強度を表す信号は得られず、得られたのは未知辺の数に単調な警報数(カウンタ): 警報トークンのp==0が92〜100%(ほぼ2値)、惊き合計は「p==0の個数×20.72」でほぼ決まる。警報数×未知辺数 0.90、編集距離 0.52、語彙外数 ≈0、警報数の値は5種のみ。ブラインドの種別識別(oov/edge)は多数派ベースライン(0.733)を超えない。安定性: low-cap+pairで31/32種が56文脈で同一、反例は1種(EFABCD: 直前がFで終わると不応期で警報、Kで終わると見逃し)。defaultは正常セッションが全位置で100%警報で成立しない。私のミス: 正常対照の確認が後手、外部基準が境界辺を数え漏れ(訂正済み)、出力表示バグ | [Anomaly][Pattern] | day60a |
| 60b | 6. セキュリティ攻撃チェーン | Q60 Layer 2: 外部Alert Aggregatorは、CSEの局所異常信号から優先度決定に使える特徴を構成できるか(優先度ラベルは付けずAUCで分離可能性を評価) | できた(low-cap+pair): 同じ5イベントでも時間構造(孤立/Low-and-Slow/バースト)を、CSE単体(AUC 0.50)は分離できず、外部の窓集計はW60でS1→S3 0.95・S1→S2 0.97、cluster_spanでバースト対Low-and-Slow 1.00、警報間隔min_gapで間隔差を完全に順序づけた。defaultは基線が飽和して全特徴量が分離不能(0.30〜0.65)。CSEが優先度を判断したのではなく、CSEの警報を外で集計して特徴を作った(瞬間センサー→Aggregator→Policyの役割分担)。私のミス: 初版のCSE単体の対照がクラスタ化(外部集約)を含んでいて0.99と出た→集約なしの対照に差し替え、S1配置バグ、hash再現性 | [Anomaly][Temporal][LLM補助] | day60b |
Phase5進捗(Q41-)
| Day | フェーズ | 問い | 結果 | 判定タグ | ログ |
|---|---|---|---|---|---|
| 41 | 5. 設備・時系列ログ | 設備イベント列を食わせる(温度上昇→圧力変動→停止) | 重大な警告(Day41.5で真因訂正): 正常運転がaccuracy 0%に崩壊。故障予兆察知(RP後)は100%正解 | [Anomaly][Memory][Pattern] | day41 |
| 41.5 | (Day41の原因確認、ユーザー提案) | 学習順序逆転・モデル分離で回避できるか | 真因訂正: 学習順序は無関係、"RH"を1周観測しただけで予測が完全反転(Day13現象の激化)。モデル分離でも解決せず(正常専用でも別方向に暴走) | [Anomaly][Memory][Pattern] | day41b |
| 42 | 5. 設備・時系列ログ | 設備Aで学習したパターンは設備Bでも使える? | 部分的、かつ危険。共通の故障シグネチャは転用成功するが、設備B固有の正常な挙動("RR")が未学習ゆえに故障と誤判定される | [Anomaly][Pattern] | day42 |
| 43 | 5. 設備・時系列ログ | センサー値を離散イベント化すると機能する? | 粒度は無関係、波形の対称性が真因。粗い/細かい離散化どちらもaccuracy 50%で完全一致、三角波の対称性が周期内半分の位置を体系的に取り違えさせる | [Pattern] | day43 |
| 43.5 | (Day43の対策確認、ユーザー提案) | 値+方向情報の符号化で50%の壁は解消するか | 効果あり(50%→75%)、ただし転換点は残存。方向タグは有効な設計原則だが、山・谷の転換点自体は依然弱点 | [Pattern] | day43b |
| 43.5b | (ユーザー提案の確認) | 値と方向を別々の2記号で両方与えたらどうなるか | 逆効果、13.8%に悪化。1記号への融合(75%)の方が2記号分離より遥かに良い。CSEは「直前1ノード」の直接連想が命 | [Pattern] | day43c |
| 44 | 5. 設備・時系列ログ | 数値そのものを扱うよりイベント化した方が強い? | No、抽象化レベルは本質でない。fine(数値に近い)+方向融合で100%達成、coarse+方向(75%)を上回る。効くのは「1記号への融合」原則 | [Pattern] | day44 |
| 45 | 5. 設備・時系列ログ | ログ欠損があっても異常系列を拾えるか? | 想定外の大発見: 競合パターン無しでも単独正常サイクルが2周期目で自壊(<END>誤予測)。欠損は基準線が既に壊れているため意味を成さず、欠損/真の異常は区別不能 |
[Anomaly][Memory][Pattern] | day45 |
| 46 | 5. 設備・時系列ログ | 同じ故障でも発生速度が違う場合を同一視できるか? | No、オーバーシュート型誤認。"T"を2回観測しただけでPを飛び越しVを予測。CSEは記号の意味でなく処理個数を素朴に数えている | [Anomaly][Temporal][Pattern] | day46 |
| 47 | 5. 設備・時系列ログ | 複数設備を同時監視すると混線する? | Yes、致命的に混線。他設備のイベントを自設備の進行と誤認(accuracy 0%)。「1 CSE=1独立ストリーム」の制約を支持 | [Anomaly][Pattern] | day47 |
| 48 | 5. 設備・時系列ログ | 設備IDを持たせると混線を防げる? | ID融合だけではNo(Day47と数値まで完全一致で失敗)。実インターリーブ順序で学習させれば100%成功するが特定パターン専用の脆い解。「1 CSE=1独立時系列」を確定 | [Anomaly][Pattern] | day48 |
| 49/50 | 5. 設備・時系列ログ | 24時間相当で状態サイズ・メモリは安定するか? | 完璧に安定。予測は200step時点で既に0%のまま2000stepまで不変だが、ノード数・エッジ数・行列サイズ・処理時間は全期間で一切変化なし。意味的劣化と資源的劣化を分離確認 | [Memory][Temporal][Other] | day49_50 |
Phase5(Q41-50)まとめ
「設備・時系列ログ」への適用試験の結果、Phase1-4のトイ系列で見つけた性質が実データ相当の場面でそのまま(むしろ増幅して)再現し、CSEを実運用に置く上での明確な設計原則が固まった:
- 合流ノード競合が実データでも即再現(Day41): 正常60回・故障5回でも、共有ノードのせいで正常運転がaccuracy 0%に崩壊しうる。
- 【Phase5最大の発見】競合が無くても、単独の正常周期を連続観測するだけで自壊する(Day41.5, Day45): "RH"をたった1周観測しただけで予測が完全反転、正常専用モデルでも2周期目で"系列終了"を誤予測。学習順序・頻度不均衡は真因ではなかった。
- 転用・離散化・速度・複数設備、いずれも「単純な直感」は通用しない:
- 設備間転用は故障シグネチャのみ成功、正常動作の違い自体が誤検知の種になる(Day42)。
- 離散化は粒度でなく「状態を1記号に一意に融合できているか」が本質。数値に近い精密な表現+方向融合が最強(Day43-44)。値と方向を分けて渡すのは逆効果。
- 発生速度の違いはオーバーシュート型の誤認を生む。CSEは意味でなく処理した記号数を素朴に数えている(Day46)。
- 複数設備の同時監視は致命的に混線し、設備IDの融合だけでは防げない。「1 CSE=1独立時系列」が確定した(Day47-48)。
- 意味的劣化と資源的劣化は完全に別物(Day49/50): 予測はすぐ壊れるが、ノード数・メモリ・処理時間は24時間相当(2000ステップ)動かしても一切変化しない。
→ Phase5を通じての結論: CSEを実システムに置くなら、短い固定ウィンドウでの定期リセットを前提とし、設備ごとに独立した軽量インスタンスを配置し、入力は「状態を過不足なく一意に表す1記号」に設計する、という具体的な配置・設計指針が得られた。資源面(ノード数・重み行列サイズ・処理時間)は2000ステップの範囲で完全に安定しており、この方針(独立軽量インスタンス方式)と整合する有力な構成候補と言える。ただし今回確認できたのは小規模・短期条件のみであり、設備100台規模・長期常駐・実データ量でも同様に安定するかは別途スケーリング試験が必要。
想定アーキテクチャ:
Raw Sensor
→ 前処理/Change Detection(状態が変化した時だけイベント発行、Day45)
→ 状態+方向等をComposite Eventへ符号化(1記号への融合、Day43/44)
→ 設備ごとの短窓CSEインスタンス(Day47/48)
→ 定期reset(Day41.5/45)
→ CSEは局所的な系列逸脱を通知(Day32-40の「境界警備員」役)
→ 上位層が重大度判定・長期傾向・設備横断判断を担当
Phase7進捗(Q61-)
Phase7 運用ルール(Q61の査読で確定):
1. G0ゲート: 異常検出率を読む前に、正常(G0=訓練文、必要ならG1=未見だが正常)の受容(偽警報)を確認する。G0が崩れている行の検出率は評価しない(「悪かった」ではなく「評価不能」と書く)。
2. 構成とレジームを毎回明記(default / low-cap / low-cap+pair / +trace、Fresh / Steady)。設定を変えたら(top_k_edges・temperatureなど)、それが事前登録した設定か、失敗後の探索的な設定かを書く。
3. p<0.05の警報閾値とtemperatureは連動している(温度を動かすと判定境界が動く)。「T=10が良い」とは言わない。閾値と温度を独立に掃引するROC/PR的な実験はPhase7の未解決事項(必要になったとき)。
4. 意味理解と呼ばない: 語彙の組み合わせへの反応は「訓練済み局所語彙文脈からの逸脱」であって、意味的違反の検出や理解の証拠にはしない。
5. Phase6チェックポイントは書き換えず、後続Phaseで判明した追加・修正はsuperseded / revisedとして履歴に残す(Q61で判明した「後続候補数>top_k_edges」「稀な正当遷移のsoftmax圧縮」は、Phase6のFailure Modesへの追加候補として本ファイルとQ61ログに記録)。
6. Phase4〜5の結論を前提にする瞬間だけ「その根拠はdefault時代か?」を確認し、YESならlow-cap+pairで最小再検証。エンジン本体は100問終了まで変更しない。
| Day | フェーズ | 問い | 結果 | 判定タグ | ログ |
|---|---|---|---|---|---|
| 61 | 7. 言語能力を捨てたら何が残るか | 文章をトークンではなくイベント列として与えるとどうなる?(合成言語、単語列 vs 統語クラスのイベント列、Primary=low-cap+pair、Comparison=default) | イベント列にすると「構造だけを見る局所遷移異常センサー」になる: 訓練文の受容0.00、未見の語彙組み合わせの文法的文の偽警報0.00、統語違反(入替・欠落・重複・逆順)を全種100%検出、選択制限違反(意味的違反)はブラインド(0.00)。単語列は既定設定では訓練文すら受容できない(候補数top_k_edges(3)<後続数(最大6)と、稀な正当遷移の温度0.8のsoftmax圧縮の2制約)。両方を緩めれば受容できるが、意味的違反は検出できず(S1 0.00)、pairで検出できる設定は無害な未見の語彙組み合わせも0.75異常にする(coverage vs specificity)。短窓は両表現で受容が崩壊。※単語列の調整(top_k=8、T=10)は失敗後の探索的設定。判定: PARTIAL PASS — Event abstraction strongly favored under tested synthetic grammar(Acceptance↔Novelty sensitivityのトレードオフ、S1は意味理解の証拠にならない、短窓は評価不能) |
[Pattern][Anomaly][LM] | day61 |
| 62 | 7. 言語能力を捨てたら何が残るか | 語彙をイベント/品詞へ抽象化したときの優位性は、入力カテゴリが曖昧でも維持されるか?(Word / Oracle-POS / Dict-POS / Wrong-POS、多義語p・w・r、G0ゲートと事前登録の運用点選択規則) | PARTIAL PASS: 抽象化の優位は「カテゴリが正しい」ことが前提で、前処理が新しいtrust boundaryになる。Oracle-POSは多義語を含んでも受容0.00・偽警報0.00・統語違反100%を維持(POLも0)。Wordは僅差でゲート不通過(G1 0.18>0.15)、Dict-POS(文脈を見ない固定カテゴリ)は訓練文G0すら0.15〜0.65で警報=いずれも評価不能。Wrong-POS(テスト時のみの誤分類)は正常文を高率で警報にし(r=0.25で4〜5割、0.5で約8割)、異常量を揃えるとCSE単体の生出力では本物の統語違反と区別できない(AUC 0.40〜0.45)。アーキテクチャ: Raw input → Abstraction/Parser → CSE → Aggregator → Policy。私のミス: P-62eの初回は誤分類側の異常量が多く交絡(AUC 0.29)→1語誤分類に揃えて訂正 | [Pattern][Anomaly][LLM補助] | day62 |
| 63 | 7. 言語能力を捨てたら何が残るか | 文章の意味ではなく構造を覚えているか?(語彙と構造を直交させ、抽象度をL0 Word/L1 意味クラス/L2 POSの3段階に。G0ゲートと事前登録の運用点選択規則) | PARTIAL PASS: CSEの応答は語彙同一性ではなく、上流が定義したカテゴリ列の局所構造に支配される。構造違反Bはゲートを通る全水準で警報(L1・L2で1.00、Word 0.93)。新規語Aは、L1・L2では既知クラスに潰れて0.00、Wordでは語彙外<UNK>として1.00(構造的保証)。意味違反D2はL2で完全にブラインド(正当な列へ100%崩壊)、L1で0.62(>Word 0.47>L2 0)と非単調=P-63d外れ。内訳: 検出の大半は「未知の辺」(D2a 1.00)、pairレベル(D2b)はL1のT=3で0.29(T=0.8で1.00だが受容が壊れる)、pairなしで0。E(局所が全て既知の再結合)は全水準0.00。L1の意味クラスは上流が与えた情報でCSEが意味を理解したのではない。Parserが情報を捨てるほど一般化しやすいが、捨てた情報には盲目 |
[Pattern][Anomaly][LM] | day63 |
| 64 | 7. 言語能力を捨てたら何が残るか | 同義語置換で同じ系列と判断できるか? | INTEGRATED / ANSWERED BY Q63(追加実験なし、SKIPPEDではない): Q63-Aが実験を包含。L1/L2では新規語が既知クラスに写像され警報0.00(L2では正当文と完全に同じ列に潰れる)、Wordでは語彙外として1.00。上流の抽象化器が同一カテゴリへ写像した語彙置換はCSEにとって同一系列になる。同義性の判断はCSE内部ではなく上流のカテゴリ写像に依存する。抽象化の効果とtemperatureの効果を分離できていない限界は維持 | [Pattern] | day64 |
| 65 | 7. 言語能力を捨てたら何が残るか | 単語が同じでも文順が違う場合を区別するか?(Part 0: Q53をlow-cap+pairの連続運用で最小再確認 / Part 1: 同じbag 6語の全720順列を局所情報でC1未知の辺・C2辺既知pair未知・C3辺もpairも既知に分類) | PARTIAL PASS: 語順の違いが局所の新規性(未知の辺、pair_contextと低い温度なら未知のpair)を作るときだけ区別できる。辺もpairも全て既知でglobal orderだけ違う文(C3)は0.00〜0.11でほぼブラインド(Q58bとQ53が言語側で合流)。Part 0: FreshはQ53とプローブの分類・順序無関係な集合10/14まで一致、連続運用のlow-cap+pairでは順序無関係な集合が6/14に減るが警報は前文の末尾トークンとの不応期の衝突で決まる(PORFは辺が既知なのに警報、PFORは辺が未知なのに通過)。C1=1.00(T=3)、C2=1.00(pair有りT=3)/0.10(T=10)/0.40(pairなし)、defaultはG0を通る点でも検出が壊れている。私のミス: 初回のC3=0.37は境界の辺・3つ組を分類に含めなかった交絡(訂正)、Part 0で不応期の衝突を予測に織り込まず。限界: 抽象的な語順(文法性の制御なし)、C2・C3は10・9件 |
[Pattern][Memory][Anomaly] | day65 ※C3の残り1件・pairなしC2=0.40は未解決の反例(原因を推測せず封印) |
| 66 | 7. 言語能力を捨てたら何が残るか | 言語を変えても構造が同じなら反応するか? | INTEGRATED / MECHANISTICALLY ANSWERED BY Q63(追加実験なし): 表層語彙を変えても上流で同一のL1/L2カテゴリ列に写像された入力ではCSEの応答は変わらない(Q63のA条件)。CSEへ渡るイベント列が同一なら表層語彙体系の違いはCSEから不可視。ただし実際の異言語間(日本語↔英語など)のParser/POS互換性は未検証で、cross-lingual generalizationを実証したものではない。言語間の橋渡しをするのはCSEではなくParser | [Pattern] | day66 |
| 67 | 7. 言語能力を捨てたら何が残るか | 自然言語能力を完全に捨てると性能が上がる用途はあるか?→「イベント表現が生の観測(raw)より有利になる条件・タスクは存在するか」に操作化。設備イベント系列(I,S,H,R,C,P)、Raw observation → 決定論的なイベント抽象化 → CSE、Raw雑音(表層表現V種・ハートビートν)を振る | PARTIAL PASS: イベント表現が有利になるのは、生の観測にタスクに不要な変動があるときで、変動が大きいほどRawは正常受容が成立せず評価不能になる(ゲートを通る運用点が雑音とともに 3→1→0)。雑音ゼロではRawとEventは完全に同一。「自然言語能力を捨てて性能が上がった」ではなく、条件マップ。Phase6/Q65の知見は設備領域に移植できた: 未知の遷移C1は100%、局所が全て既知の全体異常(保守ループが多すぎる)C3は0.00でブラインド。C2はn=1で逸話的。私の設計ミス2回(周期2ループが不応期で正常でも警報、C2が作れない正常パターン)は結果を見る前に修正。tested default refractory_steps=2ではABA…型の短周期(周期2以下)ループがrefractory collisionで正常でも警報(Failure Mode追加候補、refractory_steps変更時は未検証)。Rawの雑音は私が構成した人工の雑音で、Eventが有利になるのは設計上ほぼ自明、抽象化は完全に正しい前提 |
[Pattern][Anomaly][Temporal] | day67 |
| 68 | 7. 言語能力を捨てたら何が残るか | CSEが苦手な自然言語課題を明確にする(局所情報を機械的にauditして統制したまま、非局所制約だけを破る: A長距離一致 d=1〜12 / B入れ子(内側・外側の対応) / C回数制約) | PASS(予測どおり失敗を確定): LC+Pは、局所情報(edge・pair・境界)が全て既知の非局所制約違反を検出できない。ゲートを通る運用点で、長距離一致(d≥2)・入れ子・回数の違反は全て0.00。距離を伸ばしても新しい一致情報は現れない。局所noveltyが混入した対照(A d=1、B inner d=1=未知のpair)だけ検出(T=3で1.00、T=10で0.00)=一致を検出したのではなく局所の新規性。反例(A d=3で0.50)は閾値境界の見かけの揺れ(正当な文も動詞のpが0.049で境界、不一致の動詞0.055が一致した動詞0.049より高い)。Fresh(複数系列を別々に学習)はG0=1.00で偶発信号の探索は評価不能。+trace(2設定)はG0=1.00で受容が壊れ評価不能(トレードオフ再現、traceが運べないことの証明ではない) | [Pattern][Anomaly][LM] | day68 |
| 69 | 7. 言語能力を捨てたら何が残るか | 逆に自然言語(系)で妙に得意な課題は残っているか?(S1定型文の想起 / S2オンライン学習 / S3局所破損の位置特定 / S4実文字列。成立条件と壊れる境界をセットで測る。Primary=low-cap+pair、Comparison=default) | PARTIAL PASS: 残った得意は「局所新規性の検知と位置特定」と「少数・短い・局所一意な定型列の少回数学習」に限られる。S3: ゲート通過点で未知の辺を作る破損(置換・挿入・削除・入替・語彙外)は検出1.00・位置一致0.98以上、辺もpairも既知の再結合は0.02で不可視。想起(S1): 文脈が(直前2記号)で一意なら、epochs≤5(1回でも)・文数≤8で完全再生1.00、文数16で急落(0.04〜0.13)、訓練を増やすと崩れる(epochs=50で0.00。探針では最大辺重み約1.8でも低下)。cap=1e2に下げるとN=8のepochs=50が0.917に戻る(探索的、因果は未確認、N=16は0.167)。kは無関係。defaultは想起自体が成立せず。分岐文脈(ダイヤモンド)は0.42で長距離の分岐は覚えていない。S2: 1回露出でn≤8まで新文1.0・旧文保持1.0(バッチepochs=5と同程度、n=16で0.81/0.68)。S4: 日本語の短い定型12件はepochs≤3でauditの予測と0.946一致、英語の長い諺は0.60で不成立(文長が交絡候補、未検証)。私のミス: epochs=50をQ68から無批判に持ち込みv1のS1が全滅(事前登録の欠陥、v1は保存、epochsを変数化して探索的に再実験)、ダイヤモンド生成の無限ループ、S2の検出部は未実装、S2のバッチ参照が悪い基準。検出側は訓練量に頑健、想起側は脆いという非対称(機構未検証)。P-69a外れ・P-69b的中・P-69c部分的・P-69d的中・P-69e(JA的中/EN外れ) | [Pattern][Anomaly][Memory][LM] | day69 ※文数16の壁の原因・文長掃引は未解決 |
| 70 | 7. 言語能力を捨てたら何が残るか | 「LM」と呼ぶために最低限必要な能力を満たしているか?(新規実験なし。判定軸=要件表とルーブリックを照合の前に固定: Tier A=本監査で設定した基礎的な言語系列モデリング能力 / Tier B追加機能 / Tier C実証された能力。名称問題と能力問題を分離) | INTEGRATED AUDIT: 本監査で設定したTier A(基礎的な言語系列モデリング能力。LMの名称の必要条件ではない)を安定して満たした根拠は100 Challengeにない(A1次記号の確率分布○、A2学習・A3複数パターン保持・A4語彙分岐・A5未見の再結合への一般化は△(条件付き・上流の抽象化前提・探索的設定)、A6自由生成は未検証)。Tier B: 長距離依存・global order・入れ子・回数・意味・多義語は×(Primary=LC+P、tested条件)、長文は未検証。Tier C(LM要件ではない): 局所novelty検知と位置特定は○、短い定型の少回数学習は△。名称は決めない(実験では決まらない命名の問題)。記述としては「局所遷移異常センサー(+条件付き定型recall)」が記録と整合。文数16のrecall急落(U7-x)は原因未特定のまま封印(容量上限とは断定しない)。限界: 要件表は私が一般的なLMの機能から立てたもので、Q61〜69の結果を知った状態で固定した(完全な事前登録ではない)、移行条件をログに明記 | [LM][Pattern][Anomaly] | day70 ※Phase7 checkpoint草稿: PHASE7_CHECKPOINT.md(ACCEPT / FROZEN、2026-09-21。以後は書き換えずsuperseded / revisedで履歴を追加) |
| 71 | 8. 既存手法と戦わせる | 単純なn-gramと同じ課題を戦わせる(T1局所破損の検知・位置特定、T2短い定型列の想起。集合型n-gram(n=2〜5)・確率型n-gram/1次・2次Markov・CSE(LC+P)。同じ訓練データ・audit・G0、ハイパーパラメータは検証seedで選びテストseedで評価、5 seed。PHASE8_PROTOCOL.mdFROZEN) |
PASS(予測6件中5的中・1部分的): CSEの主戦場は既知n-gramと同等以下。「CSEだけが勝つ条件」は見つからず。T1: 既知n-gram集合(n=2,3)は局所破損5種を検出1.00・位置一致1.00・G0=0.000、CSE(検証選択: epochs=5,k=10,T=3,thr=0.001)は検出1.00・位置一致0.96〜0.98・G0=0.012・AUROC/AUPRC 0.993/0.906で同等〜僅かに下。CSEのブラインド領域(辺もpairも既知のダイヤモンド再結合)は、SET-4/5(4〜5記号文脈)が1.00で検出(CSE 0.03)。T2: 2記号文脈の3-gramは全N(4〜32)で完全再生1.00(文脈一意コーパスの構成の帰結)、CSEはN≤8で1.00・N=16で0.70/0.15・N=32で0.43/0.00=16の壁はタスクの限界でなくCSE(この構成)の限界(原因は依然未特定)。限界: T1コーパスは8文・L=9と極小でSET-4/5は文をほぼ丸ごと記憶する(高次nのデータ疎性は未検証)、位置一致はn-gramで構成上自明、状態サイズはエントリ数のみ(SET-2/3/4/5=76/108/136/164、CSE=80非ゼロ辺)。私のミス: Day69の生成器の潜在バグ(文末マーカー'E'と文字Eの衝突、Day69のseed0〜2は無影響と測定、Day69ログへ訂正追記)、Q71のn-gram側に同バグ(スモークテストで発見・修正)、NULバイト混入、P-71dの一部(閾値0.2でG0が保たれる)を外した |
[Pattern][Anomaly][Memory] | day71 |
| 72 | 8. 既存手法と戦わせる | Markovモデルと戦わせる → Q71へ統合(INTEGRATED)、平滑化k・確率フロア・閾値の感度分析として実施 | INTEGRATED / SENSITIVITY: 1次Markov(=PROB-2)は平滑kが小さい(≤1e-3)とSET-2と同一、k=1では未見のpが押し上げられて閾値0.001で検出0.00・0.01で0.50・0.05で1.00(検出は(k,閾値)の領域図)。閾値0.2はG0が崩れる(2-gram文脈では正当な文内遷移の5.6%がp<0.2、最小0.106。3-gramでは0件)=確率検知の閾値上限は「正当な遷移の最小確率」(文脈の長さ)で決まる。CSEも閾値0.2でG0が崩れる設定がある(温度Tと連動、Phase7の指摘の再現)。CSEの閾値独立掃引(0.001〜0.2)に初めて着手 | [Pattern][Anomaly] | day71 |
| 73 | 8. 既存手法と戦わせる | 小型GRUと戦わせる(T1局所破損 / T2想起 / T3非局所=Q68のタスク。torch CPU、hidden{16,64}×epochs{60,240}、閾値{0.001,0.01,0.05,0.2}、検証seedで選択・テスト5 seed、選択のタイブレークは事前宣言(G0小→閾値0.05に近い→グリッド順)) | PASS / CSE ADVANTAGE OVER GRU: NOT FOUND(精度軸)。GRUはCSEの主戦場で全面的に上回り、CSEがブラインドの非局所(T3)も解いた。T2: GRU(hidden=64,ep=60)はN=4〜32で位置・完全再生とも1.00(CSEはN=16で0.70/0.15)。T1: GRUは局所5種・RECOMB(CSE 0.04)・PAIRNOVELを全てG0=0.000・位置1.00で検出。T3: GRUは長距離一致d=2〜12を1.00、回数m=1〜3を1.00、入れ子の内側1.00(外側は0.55→0.23と部分的)。CSEは0.00(Q68)、SET-5は窓内(d≤3)のみ1.00でd≥4は0.00=Q68の0.00は「タスクが解けない」でなく局所文脈のみの手法に共通の境界(CSEの表現が届かない)であることを比較で確認(GRU失敗時の守りは発動せず)。GRU観察: 訓練しすぎ(H=64,ep=240)で正当な系列を警報にしてG0が崩れる(0.169〜0.344、検証のG0ゲートが選択を守った、機構未検証)。学習CPUはGRU 17〜75秒に対しCSE 0.1〜1.4秒・n-gramほぼ0(残る戦場=Q76〜79のメモリ・オンライン更新・同CPU予算)。限界: コーパス8〜16文でGRUの成功は暗記に近い(一般化は測っていない)、T3の検証seedは2、並列・別ジョブ稼働下のprocess_time。私のミス: T3ストリームのパディングバグを実行前に発見して修正、初回の逐次実行が1時間超の見込みで並列化 | [Pattern][Anomaly][Memory] | day73 |
| 74 | 8. 既存手法と戦わせる | 単純ルールベースと戦わせる(if token not in vocabulary / if edge not in allowed。VOCAB・EDGE・V+Eの寄与を分離、参照=許可3つ組リスト。辺既知・pair未知のPAIRNOVELを新設。Q71後・Q74実験前の追加事前登録) |
PASS / CSE ADVANTAGE OVER EDGE-ONLY RULE: CONDITIONAL、OVER EQUIVALENT-CONTEXT SET RULE(許可3つ組リスト): NOT FOUND。局所5種(未知の辺)は辺の許可リストと同値(検出1.00、G0=0.000、位置1.00は構成上自明、CSEは位置0.96〜0.98)。if token not in vocabularyだけではOOVしか取れない(VOCABの独自の寄与は本課題で0)。CSEがルール(EDGE)に勝つ唯一の条件: PAIRNOVEL(辺既知・pair未知): EDGE 0.00対CSE(k=10,T=3,thr=0.05)0.93(G0=0.012)、ただし許可3つ組リスト(SET-3)が1.00で同じ条件を解く=「1ステップのルールには勝てるが2記号文脈のルールで足りる」。T=10ではPAIRNOVEL 0.02だがAUROC/AUPRCはT=3と同一(0.988/0.839)=温度は分離能力でなく運用点を動かす。T2: 辺のルールは正解を必ず候補に含む(1.00)が生成では一意に選べない(位置0.73→0.18)、3つ組リストは全Nで1.00。U7-x(文数16の壁)への観察 → OPEN_HYPOTHESES.mdのH-U7x-1(UNTESTED / CORRELATIONAL ONLY、封印継続、100問終了後の最優先追試): 2記号文脈の個数はN=8で約56、N=16で約112、N=32で約223で、pair_context_capacity=64(N=8には足りN=16では超える)とcliffの位置が一致。数値上の一致で因果は未検証。私のミス: Q71の選択規則のタイブレーク(グリッド順)が最も厳しい閾値0.001を選び、CSEのPAIRNOVEL検出が不当に低く出た(0.23)→探索的追試Q74bで閾値を検証seedから選び直して0.93(本試験の結果は書き換えず併記)、P-74dの表現が曖昧 |
[Pattern][Anomaly] | day74 |
| 75 | 8. 既存手法と戦わせる | Isolation Forestと戦わせる(T1局所破損・T3非局所。T2は異常検知器が生成器でないため対象外。scikit-learn 1.9.1、窓幅w∈{2,3,5}×one-hot/ordinal、カウント・距離・位置の特徴は渡さない、閾値は訓練窓の経験累積分布、検証seedで選択、5 seed) | PASS / CSE ADVANTAGE OVER ISOLATION FOREST(窓特徴、T1局所): FOUND だが Q80のW1勝ちではない。IFは局所5種でゲート通過点(G0≤0.10)の最良でも0.17(CSE・EDGE・SET-nは1.00)、RECOMB 0.06・PAIRNOVEL 0.07〜0.10、AUROC 0.54〜0.64。検証で選ばれた設定はテストG0=0.106でゲート不通過(選択規則は事前宣言どおり、選び直していない)。T3はCSE同様に非局所を検出できず(A/B 0.00、d=3の0.30は原因未調査)、w=14の情報供給対照はG0=0.16〜0.31で評価不能。学習CPUは1 fit約0.2秒でGRU(17〜75秒)より軽い。IFは既にEDGE・SET-nに劣る弱い基線で、勝っても「CSEを使う理由」にはならない。IFの弱さは特徴設計(窓ベクトル)込みで、IF一般とは言わない。自分のミス: 生ログがcp932の文字化け(UTF-8で再実行、決定論的で数値同一、化けログは別名で保存)。詳細: logs/day75_iforest_vs_cse.md | ||
| 76 | 8. 既存手法と戦わせる | メモリ(状態サイズ)で全ベースラインと比べる(「メモリ」を①Logical size ②Serialized payload(生pickle・zlib・疎詰め下限)③Runtime resident(tracemalloc+フレームワーク床)に分離して実験前に固定。T2想起N=4〜32・T1局所検知・T4・max_nodes掃引。CSE(LC+P)/default/2-gram表/3-gram表(SET-3)/確率表/GRU(H=16,64)/IF、精度を同じ行に添える。W2は変えない) | PASS / W2のメモリ成分: NOT FOUND(最終W2判定はQ77・Q78の後)。精度が並ぶ全条件でSET-3(許可3つ組)がCSEより、生pickleで37〜82倍・zlibで5.0〜6.9倍・疎詰め下限で3.7〜5.6倍小さい(CSE 生37KB/zlib 2.1〜2.3KB/疎下限0.9〜1.2KB、SET-3 生0.6〜1.0KB)。CSE対GRU(H=16)は保存形式で順位が逆転(生pickleはGRU(16)が2.4倍小さい、zlib/疎詰めはCSEが5〜13倍小さい)、対GRU(H=64)は全形式でCSEが小さい(3〜130倍)=弱い方に勝つだけ。CSEの永続状態は99%がゼロの密行列(使用1.6〜4.1%)で、max_nodes倍で確保は約4倍(同じ134値で生37KB→1.39MB)。N≥16はCSEの精度が落ちるのでW2の対象外。T4: 推論で永続状態は不変(pickle同一)だが、recent_firedがreset_stateまで約9B/トークンで伸びる(12000トークンで約108KB、P-76f後半は外れ・原因特定)。リセットしない連続運用ではQ79・Phase9で再測定。フレームワーク床: CSE(numpy+エンジン)+1MB、GRU(torch)+161MB、IF(sklearn)+93MB、集合型は純Pythonで約12MB小さい。自分のミス: torch初回呼び出しの遅延初期化がtracemallocに混入(GRU(16)N=4で68MB、ウォームアップで修正)、CSE生payloadの絶対値を13〜16%過小予測(pickleのarrayヘッダ見落とし)、保存形式で順位が逆転する点を事前に考えていなかった。詳細: logs/day76_memory_vs_baselines.md |
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| 77 | 8. 既存手法と戦わせる | 学習速度(ゼロから構築+学習のプロセスCPU秒、スレッド1固定)で全ベースラインと比べる(T2 N=4〜32・T1ストリーム・訓練量スケーリング3×{20〜540}文・推論・GRUのepochs感度分析(探索的)。精度はQ76/71/73/75から引用。W2の定義は変えない) | PASS / W2の資源劣化条件: CSEは集合型・EDGE・確率表に対して満たさない。学習CPUはCSEがSET-3の41〜367倍遅い(T1 195倍、訓練量によらず182〜194倍で一定)、推論は637倍。CSEはGRUより学習が83〜91倍(T1)、10〜580倍(T2)速い(感度分析で最小CPUのGRU(H=64,20ep)と比べても約93倍)、ただし弱い方に勝つだけ。IFは訓練量約3,000トークンを境にCSEより安くなる(精度0.17)。傾きはCSE・集合型・GRUとも約1.0、IFは0.15(ほぼ一定)。CSEの推論はGRU一括の3.5倍、IF一括の15倍遅い(API・バッチ化の差込み)。切り分け(day77b): T2でCSE(LC+P)の学習コストがN=8→16で14倍に跳ねる件は、pair_contextが有効かつpair_count=64(容量)に達する領域で起き(N≥12で85〜200µs/トークン、defaultとcapは平坦の約11〜16µs)、activation_cap・ノード数は原因でない。相関の観察のみで容量は変えていない=H-U7x-1(封印)の追試はしていない。自分のミス: 計時関数の較正バグ(dt=0でn=4096に跳ねる、数値は有効・実行時間のみ膨張)、P-77aの「100倍以上」はT2小Nで外れ(41倍)、GRU(H=16)は20 epochs以下で足りるとの予測が外れ。詳細: logs/day77_training_cpu.md |
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| 78 | 8. 既存手法と戦わせる | オンライン更新(1文ずつ追加)で全ベースラインと比べる(Q69 S2を継承、文脈一意16文。CSE(LC+P/default)・2-gram/3-gram表・GRU(H=64)のFT(新文のみ)/replay(旧文を保存して再学習)/retrain。獲得・保持・1文追加のCPU・矛盾文(記述的)。ユーザー方針「動的系列にオンライン追従する状態機械として価値があるか」。IFは再学習のみで除外) | PASS / W2のオンライン更新成分: NOT FOUND(メモリQ76・学習CPU Q77・更新Q78の3軸ともSET-3/3-gram表に負け、W2は不成立)。CSEの1文追加は精度が並ぶ域(n≤8)で3-gram表の4.7〜10.6倍遅い(n0=8以降は57〜85倍、コスト約10倍に跳ねる=Q77bのpair飽和域と重なる相関の観察、因果は封印中のH-U7x-1)。CSEのオンライン追加は一括学習と全nで同値(獲得・保持ともn≤8で1.00、n=12で0.86/0.82、n=16で0.83/0.69)。GRU-FT(新文のみ)は旧文を壊す(保持0.72→0.33)、GRU-replayは旧文の保存が要る、retrainは毎回348〜388ms=旧文を保存せず・忘却せずに追加できるのはCSE(n≤8)と表だけ(表が同じ性質を持つのでCSE固有の勝ちではない)。矛盾文(記述的): 計数表は0.50→0.75→0.91、GRU-FTは1回で全上書きしベース文の55%以上を破壊、CSEは中間(1回でタイ、3回でp(新)=0.928、10回で0.984、対数オッズは計数の約3倍。ベース文は3回まで無傷・10回で0.905に低下、機構は未検証)。自分のミス: バッチ参照の実装ミス(逐次追加を参照にしていた)を実行前に発見して修正、P-78a(表≤20µs、CSE≥30倍)・P-78b(replayのコスト増)・P-78f(CSE保持≥0.95)が外れ。詳細: logs/day78_online_update.md | ||
| 79 | 8. 既存手法と戦わせる | (A)同じCPU予算(学習+全テスト記録のスコアリングの合計プロセスCPU、事前登録B∈{0.01,0.1,1,10,100}秒、検証AUPRCで予算内から選択)での局所novelty検知(T1)。(B)recent_firedの長時間連続運用(reset無し1000〜10万トークン、default/low-cap/LC+P、周期4,5,8)=Phase5/6の主張の再現・更新試験として独立。予算・格子・選択規則は結果を見る前に固定、「CSE向きの予算」は選ばない |
PASS / 予算軸のW1の材料なし。精度の天井(局所AUPRC=1.000)に届く最小CPUは、集合型n-gram約0.005秒、確率型0.007秒、GRU(H=64,20ep)約7秒、CSEは8秒使っても0.906で天井に届かない(全予算で)。B=10でCSEはIFに勝つ(0.906対0.240、IFはG0=0.106でゲート不通過)=弱い基線。CSEの総CPUの大半は推論(約181µs/トークン)。私のミス: 事前登録の見積もりが外れた(B=0.01でSETが収まる、CSEのtop_k=3構成は18.5〜21.3秒で6〜15秒の見積もり外、GRU(64,20)がB=10で天井に並ぶ)、検証AUPRCの天井で選択規則が構成を区別できずタイブレークだけで選ばれた(ただしSETが1.000なのでW1の結論は選択に依存しない)、スクリプトの「最強=SET」は同点の先頭。Part B: recent_firedは全構成でT(上限なし)に比例し10万トークンで0.80MB(8.01B/トークン、永続状態約37KBを約4,600トークンで超える)、1トークンのCPUはTに依存しない(コード読解の予測どおり、9件中8件が0.90〜1.21倍、1件1.49倍は計時粒度)。LC+P・low-capは周期4,5,8で10万トークンまでsharp率1.00・警報0・ドリフトなし、defaultは冒頭後sharp0.00で定常(平均pが約0.01低下、周期8は警報率0.6)。「単一周期の連続運用で自壊」はdefault設定の産物で、健全なPrimaryでは10万トークンでも自壊しない(単一周期・正常のみ、複数パターン混在・異常混入は未再測定)。永続記憶(約37KB)とランタイム作業記憶(recent_fired)が実測で分離。詳細: logs/day79_budget_and_longrun.md |
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| 80 | 8. 既存手法と戦わせる | 最終判定: CSEだけが勝つ条件は存在したか(新規実験なし・新規の勝利条件なし・W3の後付けなし。PHASE8_PROTOCOL.md第6章で事前定義したW1/W2/W3の原文に、Q71〜79の記録を機械的に当てはめる。比較手法=n-gram集合/確率・ルール(VOCAB/EDGE/V+E)・許可3つ組・GRU(H=16,64)・IF) |
W1 Accuracy Win: NOT FOUND / W2 Pareto/Resource Win: NOT FOUND / W3 Functional Win: NOT FOUND(評価した範囲で)。W1: どの精度タスクでも最良の比較手法(SET-n・確率型n-gram・GRU)がCSEと同等以上、CSEが上回るのはEDGE・IF・default等の一部の比較手法のみ(W1は全比較手法が条件)。W2: メモリ・学習CPU・オンライン更新・同CPU予算の4軸で、精度が並ぶ条件でもSET-3/3-gram表に対し2倍改善どころか3.7〜82倍(メモリ)・41〜367倍(学習)・4.7〜10.6倍(更新)悪く、GRUへの改善は「全比較手法」を満たさない。W3: 候補を機械的に当てはめ全て不成立(語彙外の<UNK>警報=プロトコルの例そのものだがif token not in vocabularyが同じ機能を持つ(Q74、OOV 1.00・G0=0)/PAIRNOVELはSET-3・GRUが持ちCSEを上回る/旧文保存なしオンライン追加は3-gram表が同じ/Q78の矛盾更新の中間挙動は必要な機能というタスクを事前定義していないのでW3に数えない=future research candidate)。「CSEに長所がなかった」ではない: 局所novelty検出・位置特定(検出1.00・G0=0.012)、少数・短い・後続一意の固定系列の少回数学習・recall(N≤8)、旧文を保存しない条件付きオンライン追加(n≤8)、健全なLC+Pの10万トークン連続運転(単一正常周期)は再現された。Phase8が問うたのは「できるか」でなく「比較対象よりCSEを選ぶ理由になるか」で、後者の事前定義を満たす証拠は見つからなかった=能力は存在した、競争優位は別問題。過去の主張の更新: 「長時間連続観測で自壊」はdefault設定の産物で一般化しない(複数パターン混在・異常混入は未再測定)、予測性能の非崩壊と履歴メモリの有界性(recent_fired約8B/トークン)は別問題。限界: 比較手法の範囲(HMM・LSTM/Transformer・他の異常検知器は含まない)、合成の小コーパス(n-gramの優位はコーパスの小ささに依存する面)、CPU・メモリは実装の産物・別ジョブ並走(Phase9前に静かな環境で再測定)。詳細: logs/day80_final_verdict.md |
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| 81 | 9. 軽量常駐エンジンとして成立するか | ストリーミング入力でリアルタイム処理できる?(区分=PASS/FAIL、等価性。公開APIにステップAPIが無い(predict_nextはprimeがreset_stateして全再生)ため、Measurement Adapter StreamingCSE.step()を_score_text_streamingと同じ手順で内部メソッド呼び出しにより実装、エンジン無変更、score_textとのビット一致を判定。対照実験=わざと壊したAdapter3種の検出) |
PASS: 23組(default/low-cap/LC+P、循環・ダイヤモンド混在・同一記号run+未知記号)・総622,184イベントで、確率・予測記号・最終状態が全ビット一致(最大絶対差0.0)、対照A・B・Cはいずれも検出(Aは確率が一致したままcontext_traceの状態だけ不一致=確率のみの比較では見逃される)。補足実測: 公開APIのpredict_nextは履歴長に線形(L=1000で45ms、L=5000で227ms、傾き0.99)、Adapterは一定(約94〜102µs、傾き0.00)=O(T²)はAPI実装の性質でCSEのアルゴリズムではない。予測P9-1: Directional○・Numerical○、補足のNumerical×(primeの1トークンをAdapterの1ステップと同コストと誤見積もり、実際は約半分)。限界: SHA25666b3e7fe…のエンジンに対する等価性、チャンク学習済み・+traceは対象外、ビット一致は同じマシン・NumPy 2.4.6。「リアルタイム」の合否は本Qでは判定せずQ82(記述)・Q85(要件)。詳細: logs/day81_streaming_adapter.md |
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| 82 | 9. 軽量常駐エンジンとして成立するか | 1秒あたり何イベント処理できる?(区分=CHARACTERIZED、合否なし・要件層は参照しない。Measurement Adapterで最大持続スループット(壁時計を主・process_time併記)とレイテンシ分布(p50/p99/p99.9/max、GC込み)。CSE(LC+P k=10・k=3、default参考)・SET-3・3-gram確率表・GRU(ステートフル1ステップ H=16/64)・IF(窓、1イベントごと)。別プロセスのサンプラーで環境を(全体−自分−サンプラー)で判定) | CSE(LC+P,k=10)=10,460 ev/s(p50 94.7µs・p99 157µs・max 555µs)、k=3=3,982 ev/s(p50 246µs・max 1.35ms)、SET-3=4,767,035 ev/s(456倍)、3-gram確率表=2,844,251、GRU H=16/64=5,839/5,704、IF=125 ev/s(順位: SET-3>確率表>CSE default≈CSE k10>GRU>CSE k3>IF)。CPU使用率≈100%(1コアを使い切り)、反復の範囲0.2%。k=3はk=10の2.63倍遅い(Q79の約2.5倍を再現、理由は未調査)。Adapterのオーバーヘッドはscore_text一括(10,235)と同水準。環境: 事前判定1回目はclaude.exeが持続して基準未達(基準は変えず待機状態で再実行)、2回目は合格、測定全体は基準を満たした(179サンプル、他の負荷平均1.46%・93%が3%未満)が、区間ごとにはCSE k=10・k=3・GRUのみ基準を満たし、CSE default・score_text一括・IFは未達(参考)、SET-3・確率表は区間が短く判定不能。プロトコルからの逸脱: IFのみ20,000イベント×1回(実行時間のみが理由)。予測P9-2: Directional○・Numerical○(4項目全て)。参考の必要CPU%計算値(Q85で実測判定): CSE k=10は1,000 ev/sで約9.6%・10,000 ev/sで約96%。詳細: logs/day82_max_throughput.md |
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| 83 | 9. 軽量常駐エンジンとして成立するか | 状態サイズは入力時間に比例して増える?(区分=CHARACTERIZED、増え方の記述であり運用要件の合否ではない。未介入(Q84の緩和を入れない)。reset無しの連続ストリーム、T=10^3〜10^6、最小ワーカー(各手法を別プロセス・必要なモジュールだけimport)でRSSとは分離してrecent_firedのlen・getsizeofを記録。永続状態は4層(pickle・配列・記号表・設定値)で判定し、pickle不一致でも即「学習状態が増えた」と解釈しない規則) |
永続状態は10^6イベントまで4層ともバイト同一(LC+P 37,407B・default 22,301B)。recent_firedはTに厳密に比例(len==T)、getsizeofの傾き8.46B/イベント(r²=0.99997)、T=10^6で8.45MB、RSS増分+8.93MB(LC+P)・+8.76MB(default)、上限なし。ベースライン(SET-3・確率表・GRU・IF)は状態が一定(RSS増分+1MB以内、GRU隠れ状態64B/256B)。外挿(10^6超は推定): RSS上限に達するまでR1(100MB・10 ev/s)約9.0日、R2(200MB・1,000 ev/s)約5.4時間、R3(200MB・10,000 ev/s)約32.5分(R3はQ85で(i)FAIL)。最小ワーカーのベースラインRSS(CSE 33.9MB、SET-3 21.0MB、GRU 193MB、IF 123.5MB)はQ85のimport連鎖で膨らんだ値(GRU・IF 273MB)を訂正(Q85の記録は残す)。予測P9-3: Directional○・Numerical○(追加登録分も含め全て的中)。プロトコルからの逸脱(実験前に明記): IFのみT=20,000まで(1イベント約8msでT=10^6は約2.2時間、実行時間のみが理由)。限界: 10^6超は外挿、単一構成のストリーム、tracemallocの小さいTの一度きりの確保(約38〜40KB)の正体は未調査。運用要件としての扱いはQ84(緩和)・Q90(耐久試験)。詳細: logs/day83_state_growth.md |
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| 84 | 9. 軽量常駐エンジンとして成立するか | 一定サイズで状態を維持できる?(区分=PASS/FAIL・等価性。Operational Mitigation=e.recent_fired = e.recent_fired[-K:]をPイベントごとに実行するランタイム状態への介入(エンジン無変更、修理ではない、Measurement Adapterとは呼び分け)。K∈{2,3,8,64}×P∈{1,256}、全イベントのビット一致で機械的に判定(1イベントでも不一致ならFAIL)、16ケース・309,256イベント(周期・ダイヤモンド混在・同一記号run・長い同一記号run 1〜300)、負の対照K=1(テストの検出力の確認)、10^6イベントの長時間メモリ) |
全8構成がPASS(K=2を含む、P=1・P=256とも309,256イベントすべてでビット一致、最小K=2)。負の対照K=1はFAIL(確率の不一致162,599件、予測記号82,733件)=テストに検出力あり。長時間メモリ: 未介入(Q83)のRSS増分+8.93MB(recent_fired 8.45MB)→ 緩和ありで+0.08MB(K=2,P=1、72B)・+0.04MB(K=8,P=256、664B)=O(T)からO(K+P)へ、CPUオーバーヘッド+1.0〜1.8%(環境未確認の記述値)。予測P9-4: Directional○(K≥2の全てPASS、最小K=2)、Numerical○、追加予測(対照K=1はFAIL、オーバーヘッド<5%)も○。言えること: 「recent_firedの全履歴は、今回測定したスコアリング経路でのCSEの出力等価性の維持には不要(末尾2要素=refractory_steps・max_consecutive_repeatsの既定値2で足りた)」。言えないこと: 「CSEは2イベントしか記憶していない」(weights・activation・pair_contextは別の状態)、generate/predict_next/チャンク経路、設定値を2以外に変えた場合は未検証。詳細: logs/day84_mitigation.md |
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| 85 | 9. 軽量常駐エンジンとして成立するか | CPU 1コア常駐で現実的?(区分=PASS/FAIL、R1=10・R2=1,000・R3=10,000 ev/sを実際にペーシングして再現、到着はバッチ・処理はAdapterのstep()を1イベントずつ、レイテンシ=到着予定→完了(queueing込み)、判定=(i)CPU≤25%・(ii)p99≤100/10/1ms・(iii)RSS≤100/200/200MB・(iv)backlog非増加、no-opで測定系の下限を校正(上限の50%超なら(ii)はUNRESOLVED)、各(手法×層)は別プロセス、環境基準未達は最大2回再実行) |
R1: CSE(LC+P k=10・k=3)ともPASS(CPU≈0%・RSS約35MB)、GRU・IFはRSSでFAIL。R2: CSE(k=10)はPROVISIONAL PASS / environment-unqualified(CPU 23.5〜24.0%対25%は満たすが、そのセルは事前登録した環境基準を満たさない。値の再現性は補助証拠でquiet基準の代わりにならない)、CSE(k=3)はFAIL(41%)、SET-3・確率表はPASS(4%)、GRUはFAIL(33〜35%)、IFは追いつかずFAIL。R3: CSE(k=10)はFAIL(CPU 99.6%、必要な連続処理能力は約40,000 ev/sで最大10,460の約3.8倍)、k=3は到着に追いつかずFAIL(処理239,009/600,000)、GRU・IFもFAIL。SET-3・確率表はR3で(i)(iii)(iv)を満たすが、(ii)は測定系の下限(no-opのp99=0.77〜1.26ms、上限1msの77〜126%)により全手法でUNRESOLVED。観察(記述): ペーシング下の1イベントのサービス時間は連続処理の1.5〜3倍(CSE k=10でR1 3.08倍・R2 2.14倍・R3 1.02倍、GRUも同傾向=この機械・Pythonの一般的性質、機構は未検証)で、Q82の最大スループットからの逆算(R2で9.6%)は実測(23.5%)を約2.4倍過小評価。予測P9-5: Directional概ね○(GRUのR2の(i)のみ×)、Numerical多くが×(サービス時間の増加と復帰オーバーヘッド約4%の過小評価)。測定上の問題: ハーネスのRSSがR3で約+47MB過大(生値で判定、補正値併記)、GRU・IFのワーカーがimport連鎖でtorchを含み273〜303MB(判定は不変、Q83・Q90は最小ワーカーで測る)、環境基準を満たした最終実行は24セル中10セル(3試行は互いに近い、飽和近傍のp99は試行間で動く)。判定ラベルの厳密化: 環境基準を満たした10セルだけを正式、残り14セルはPROVISIONAL(environment-unqualified)。GRU・IFのRSS 273〜303MBは測定ハーネス(import連鎖)のRSSで「モデルが重い」とは解釈しない。原因未検証(Pythonのsleep・OS等を決め打ちしない)。詳細: logs/day85_tiers.md |
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| 86 | 9. 軽量常駐エンジンとして成立するか | Raspberry Pi級でも動く?(区分=UNRESOLVED(固定)、実機なし) | UNRESOLVED。実機が無いため測れない。外挿はせず「動く/動かない」を主張しない(PHASE9_PROTOCOL.md原文どおり) |
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| 87 | 9. 軽量常駐エンジンとして成立するか | スマホCPUでも常時監視できる?(区分=UNRESOLVED(固定)、実機なし) | UNRESOLVED。同上(Python・NumPyの実行環境がスマホに無い制約も併記) | ||
| 88 | 9. 軽量常駐エンジンとして成立するか | 量子化・整数演算にすると何が壊れる?(区分=CHARACTERIZED、A=重み・B=活性を完全分離。ベース=LC+P、T1=Q74レコード(局所5種+RECOMB+PAIRNOVEL+LEGAL、seed0〜4)・T2=文脈一意コーパスrecall(N=4,8)。dtype監査=要求・保存・演算結果のdtype、伝播経路(_propagate_once_scalar呼び出し数)、overflow/invalid/divide・非有限イベント数) |
Q88-A(重み): fake-quant(float16・int16・int8)・float16実保存とも、局所5種・PAIRNOVEL(0.925)・RECOMB・T2 recall(N=4,8とも1.000)のいずれも対照(A0)と差0.000(int8までの量子化誤差では劣化ゼロ)。事前予測「int8はPAIRNOVELから先に悪化」は外れ(top_kマージンが誤差を吸収したという仮説、未検証)。float16実保存はdtypeガードでスカラー経路に切替(精度不変)、スコア・確率は常にfloat64に昇格。Q88-B(活性): cap=1e12でfloat16化(B1)は表現上限65504を超え即壊れる(非有限値221,917件・位置7・G0=1.000・評価不能=事前予測的中)。cap≤1e4(B2・B3)は非有限値0・精度も対照と差0.000。新観察: B2は非有限値ゼロでも内部でoverflow例外が2,966,759件発生(np.clipのインプレースクリップで直後に隠れる)=「最終出力が正常≠内部計算が健全」。予測P9-6: Directional/Numericalともint8のPAIRNOVEL悪化予測のみ×、他は○。予測P9-7: Directional・Numericalとも○。詳細: logs/day88_quantization.md |
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| 89 | 9. 軽量常駐エンジンとして成立するか | 入力を間引いても性能は保てる?(区分=CHARACTERIZED。訓練・推論の両方でストリームを一様にk個に1個へ間引く(k∈{1,2,4,8})、before・seq・after(訓練コーパスの各文字列・T2の各文)はそれぞれ独立にs[0::k]で間引く(実験前の設計判断)。状態更新の内部間引きは行わない。CPUはT1/T2とは別の周期4合成ストリームで測定) |
k=2(最も軽い間引き)だけでG0が0.013→0.081(6倍以上)に上昇、局所検出率が1.000→0.619に低下。k=4以上はG0>0.10で評価不能(Phase7の評価不能ルールをスモークで発見し追加)。「G0を保った上で検出率95%以上を保つ最大のk」はk=1のみ。CPUは概ね1/kどおり(k=2で比0.451)。事前予測3件が外れ: 「k=2で検出率<0.5」×(実測0.619)、「G0は間引きで低下」×方向が逆(実測は上昇)、「位置未定義率≈(k-1)/k」×(実測0.91@k=2、予測0.5を大幅に上回る)。新観察: RECOMB検出率がk=1→2で0.038→0.825に急上昇、G0上昇と並行(セグメント単位間引きが生む「継ぎ目」artifactの疑い、未検証の仮説)。T2のk=8は文長8がkで割り切れ長さ1に縮退し全滅(タスク特有の境界条件)。予測P9-8: Directional○(評価可能な範囲のみ)、Numerical×。詳細: logs/day89_thinning.md | ||
| 90 | 9. 軽量常駐エンジンとして成立するか | 100万イベント流した後でも正常に動く?(区分=PASS/FAIL/UNRESOLVED、軸ごとに判定。10^6イベント・reset無し・Measurement Adapter・最小ワーカー、Primary=LC+P・緩和なし(Q84のtrimは入れない)、default参考、100kイベント10窓。Family A=単一周期4,5,8+5種の異常×各20回を10^3/10^5/10^6付近に注入、Family B=ダイヤモンド混在(複数パターン)+Q71 seed0の局所5種76件を3深さに注入。fresh baselineは長時間の実行の前に固定(2026-09-22 00:19:49、sha256 193095e3…)。軸=G0≤0.10(全窓)・検出/位置一致がfreshと差≤0.05・CPU/イベントmax/min≤1.3(時間軸は環境基準未達ならその軸だけUNRESOLVED)・RSS≤200MB) |
Primary LC+P: 単一周期4,5,8は全軸PASS(G0 0.000、検出・位置一致1.000でfreshと同一、正常イベントの平均p=1.000でドリフトなし、永続状態バイト同一、CPU/イベント93〜96µs・max/min 1.03〜1.08、RSS 42.7〜42.9MB=recent_fired 1,000,000要素の緩和なし)。Family B(複数パターン+異常混入)は環境に依らない全軸が基準内(文単位G0 0.028〜0.034 vs fresh 0.031、検出1.000、位置一致0.963/1.000/0.961 vs fresh 0.984、RSS 44.3MB、ドリフトなし)で、時間軸のみ環境基準未達(3試行、Creative Cloud.exeが5%超で26%のサンプルに出現)のためUNRESOLVED(満たさない軸は無い)。参考値のCPU max/min 1.04は再現的。default(参考): A4・A5はfreshに対し劣化なしでPASSだが検出率0.4〜0.6(LC+Pは1.0)=「PASS」は性能が良いことではない。A8(G0 0.625)・BはG0がfreshの時点で既に崩れておりFAIL(劣化ではなく基線の問題、Q57・58・60bで既知)。予測P9-9: Directional・Numerical全て○(Family Bは方向を固定しなかったが崩れなかった)。言えないこと: Q58の「複数パターンの短窓reset同時学習での干渉」の再測定ではない、10^6超(Q83外挿: 約19.5Mイベントで200MB、Q84の緩和で解消可能)、局所5種以外の異常、Family Bの時間軸は正式には未確定。私の設計修正(本番前): ドリフトの集計を正常イベントのみに直した(異常イベントのp≈0を含めない)。詳細: logs/day90_endurance.md |
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| 91 | 10. LLMの横に置いたら何になるか | CSE→LLMへ「重要履歴だけ」渡せる?(区分=CHARACTERIZED、Primary=方式B。Family A(Novelty-aligned、重要=常にrare値)とFamily B(Novelty-decoupled、重要ターンの値をcommon/rare 50/50で混在+distractor事実言及1〜2個)で分離。CSEの重要度スコア=StreamingCSEのP(実際の次記号|文脈)、閾値方式(p<0.05)とoracle top-k方式の両方。5 seeds×3対話長(短8-12/中20-30/長50-70ターン)×20対話。比較=Recency・Random・Keyword(事実記号を無条件選択)) |
Family A: CSE閾値方式の再現率1.000(全長)、precisionは対話が長いほど低下(0.469→0.160、フィラー遷移の中の稀な低確率も拾うため)。Family B: common値の重要ターンを約9〜15%見逃す一方、rare値は100%捕捉(common_recall平均0.888 < rare_recall 1.000、全3長で一貫)=CSEは重要性検出器ではなく新規性(低頻度)検出器であることが直接示された(Phase10の核心的発見)。Keywordは事前予測どおりCSEと相補的な失敗モード(Family Aは完全、Bは再現率1.000を保ちつつdistractorで精度低下0.798〜0.814)。Recency・Randomは対話が長いほど劣化(Randomはほぼチャンスレベルn_important/Lと一致)。予測P10-1: Directional 5件全て○。Numerical: Family A recall≥0.85は○(1.000)、Family B全体recallの予測(0.5〜0.7)は×(実測0.92〜0.97、common/rareの混合効果で全体値が高止まりする計算を見落とした見積もりミス)、Keyword precision予測は○。私のミス: 初期パラメータ(訓練時の言及頻度0〜4個・common比80%)ではcommon/rare差が閾値方式に全く現れず、スモーク段階で言及頻度1〜3個・common比90%に調整(結果を見てからではない校正)。詳細: logs/day91_history_selection.md | ||
| 92 | 10. LLMの横に置いたら何になるか | 全履歴をLLMに渡す場合よりトークンを減らせる?(区分=CHARACTERIZED、Q91の対話・スコアリングを再利用。各記号を短い日本語フレーズに写像しtiktoken(cl100k_base、オフライン)でトークン数を計測。全履歴(削減率0%)・CSE閾値方式・CSE top-k・Recencyを比較、削減率と情報十分性(recall)を併記) |
CSE閾値方式は削減率とrecallを両立: 対話が長いほど削減率が上がる(短0.32→長0.64)一方、recallはFamily A 1.000・Family B 0.94〜0.97を維持。CSE top-k・Recencyは削減率が大きい(87〜95%)がrecallが崩れる(中・長でrecall<0.3、Recency長は0.016〜0.052)=同じ「トークンを減らす」でも、閾値方式だけが情報を保ったまま減らせる。Family A・BでCSE閾値方式の削減率自体はほぼ同じ(差0.006)。予測P10-2: Directional3件全て○。Numerical: 短い対話30〜60%削減は○(実測0.31〜0.32)、長い対話80%以上削減は×(実測0.64〜0.65、top-k方式の直感を閾値方式にも当てはめた見積もりミス)。詳細: logs/day92_token_reduction.md |
| 94-A | 10. LLMの横に置いたら何になるか | query非依存の事前選別(区分=記述のみ、新規実験なし。Q91・Q92の結果を「後で何を聞かれるか知らない状態での事前圧縮」という角度から再整理) | CSEの重要度スコアはquery非依存であり、Q91・Q92が測ったのはまさにこの役割(write時の圧縮)そのもの。CSE=書き込み時の事前選別という位置づけを確定し、Q94-B(読み出し時のquery検索)と対比する土台とした。詳細: logs/day94a_query_independent_selection.md |
| 94-B | 10. LLMの横に置いたら何になるか | RAGの検索器として使える?(区分=比較優位。質問(query)が分かった状態での検索。CSEはquery非依存ランキングをそのまま使用、Lexical Vector Retrieval Baseline(TF-IDF、sklearn)はqueryとの類似度でランキング。Recall@1・Recall@3・MRR) | Q94-B: 比較優位FOUND(Lexicalに対して)。全セルでLexical(平均R@1=0.814)がCSE(平均R@1=0.125)を大きく上回った。CSEは対話が長いほど劣化(R@1 短0.166→長0.049)、Lexicalは対話長にほぼ依らず安定(0.780〜0.850)。重要ターン数kの効果は予測より小さい(k=2〜4でR@1 0.137→0.116、対話長の効果の方が支配的)。CSEはquery条件付き検索という仕事では原理的に不利=Q94-Aとの対比で「CSE=書き込み時の事前選別、Lexical検索=読み出し時のquery検索」という役割分担が明確になった。私のミス: TfidfVectorizerの既定トークナイザが日本語フレーズを1トークン扱いしてRecall@1が常に0になるバグをスモークで発見、文字1-2gramに修正。詳細: logs/day94b_query_retrieval.md |
| 95 | 10. LLMの横に置いたら何になるか | CSEと拾う情報が違うか?(区分=CHARACTERIZED、査読2で比較優位から変更。Q94-Bの結果を(対話,重要ターン)ごとにtop-3ヒットの有無でboth_hit/cse_only/lex_only/neitherの4象限に分類、Family Bはcommon/rare内訳も記録) | lex_onlyが両Familyで最頻(A 0.505・B 0.643)。lex_only象限のcommon値比率(0.609)はFamily B全体(0.512)より高い=CSEの検索失敗はQ91で確認した「common値の見落とし」と同じ機構(選別課題と検索課題という別タスクで同じ機構を再確認)。cse_onlyは全体で3.5%とごく少数だが、Family A(0.059)はFamily B(0.010)より明確に多い(重要=新規という構造が一致する場合はCSEが優位になりやすい)。予測P10-4: Directional3件全て○、Numerical(lex_only common比率≥0.6)も○(実測0.609)。詳細: logs/day95_retrieval_complementarity.md |
| 96 | 10. LLMの横に置いたら何になるか | LLMの会話状態監視に使える?(区分=CHARACTERIZED。Task1=structural state-transition violation(話題タグの星型パターン、Phase6の「未知の辺=警報」を再適用)。Task2=semantic contradiction、上流parserを実装せず同一ground truthからU(unstructured、話題タグのみ)/S(structured、値を区別)の2表現を直接生成して比較) | Task1: CSEは違反を検出率1.000・誤警報率0.071で検知(Rule基準は1.0/0.0)。Task2: U表現ではΔp=0.000(構成上の必然、値の情報が上流で失われているため検出不能)。S表現でもΔp=0.0006と極めて小さく、警報率(p<0.05)はconsistent/contradictingで完全に同一(1.000/1.000)=実用的な閾値では区別できない。「CSEが意味矛盾を理解した」とは書かない(Q62/63のtrust boundary、上流の表現選択が検出可能性を規定する直接証明)。私のミス: 初版は単一フィラー'S'の頻発で不応期(Q57)と衝突し正常対話の誤警報率が1.000になった、フィラーを2種の交互パターン(W→H)に変更して解消。予測P10-5: (1)(2)(3)は○、(4)は記述(効果量が極小)。詳細: logs/day96_conversation_monitoring.md |
| 97 | 10. LLMの横に置いたら何になるか | ユーザーごとの状態を小さく保持できる?(区分=CHARACTERIZED、事前登録閾値なし。最小ワーカーで永続状態バイト・ランタイム状態バイト・RSS・初期化時間を測定、N=10・100・1,000・5,000実測(逸脱、10・100はノイズ大)、N=1〜10,000へ外挿。単一プロセス vs 別プロセス vs 「1つの巨大なCSEを共有」を比較) | 定常状態の傾き(N=1,000→5,000のmarginal)=24,848B/インスタンス(未訓練pickleサイズ23,107Bとほぼ一致)、初期化時間0.044ms/インスタンス。単一プロセス構成はN=10,000で別プロセス構成の約1,251倍軽い(271MB対339,000MB=フレームワークの床をN回払うか1回だけ払うかが支配的)。Q84緩和ありのランタイム状態は緩和なしより1,175倍軽い。「1つの巨大なCSEを共有」は資源面で最軽量だが、Q54/58で確認済みのユーザー間干渉という代償を伴う(実測はQ98)。私のミス: N=10・100では累積バイト/インスタンスがアロケータの初回プール確保で不安定になり(367KB→58KB)、N=1,000・5,000を追加してmarginalで定常傾きを取り直した。予測P10-6: Directional3件全て○、Numerical(RSS増分30〜50KB)は×(実測24.8KB)。詳細: logs/day97_per_user_state.md |
| 98 | 10. LLMの横に置いたら何になるか | 複数CSEを並列化すると役割分担できる?(区分=CHARACTERIZED。トピック(Q69の文脈一意コーパスN=4,L=8を代理)ごとに単一共有インスタンス vs 専用分割インスタンスを比較、K∈{2,4,8}、5 seed、epochs=5で単一・分割を揃える) | 分割はKに依らず位置正答率1.000を維持(全K)。単一インスタンスはKが増えるほど急激に低下(K=2:0.978→K=4:0.566→K=8:0.263、完全再生はK=4で既に0.025まで崩れる)。専用インスタンスへの分割がQ58/Q69/H-U7x-1の既知の性能劣化を完全に回避する=「1インスタンス=1トピック」という役割分担がアーキテクチャ上の解決策になる。Q97の「per-userインスタンスは軽量」と合わせ、分割設計が資源・機能の両面で単一巨大インスタンスに優ることが一貫して示された。予測P10-7: Directional3件全て○、Numerical(単一K=8は0.5〜0.8)は×(実測0.263、予測より大きく崩れた)。私のミス: 初版はepochs=50で実行し分割まで崩れる結果が出たが、これはQ69自身のdocstringに既に明記されていた既知の事実(N=4は50epochsで崩れる)を見落とした設計ミスと判明、epochs=5に修正して再実行。詳細: logs/day98_multi_instance_sharding.md |
| 93 | 10. LLMの横に置いたら何になるか | CSEが選んだ履歴だけでもLLM回答品質を維持できる?(区分=比較優位+CHARACTERIZED、Primary=方式Bのみ・正式判定。方式A/C(LLM validation addendum)はQ100→チェックポイント→FROZENの後に実施検討、本Qでは未実施。情報十分性(Q91のrecall)を全履歴・CSE閾値・CSE top-k・Recency・Lexical(write時代理=既知4スロット全てに問い合わせてtop-1の和集合)で比較) | 比較優位FOUND(CSE閾値方式がRecency・Lexicalに対して)。CSE閾値方式は情報十分性を高く維持(Family A 1.000・B 0.946平均)、Recency(平均0.119)・Lexical write時代理(平均0.812)を上回る。全履歴はトリビアルに1.000。LexicalはFamily A・Bで大差ない(0.764/0.861)。予測P10-8: Directional3件・Numerical3件、全て○。言えないこと: 情報十分性が高いことは実際のLLMが正しく回答できることを意味しない(addendumで別途検証が必要)。詳細: logs/day93_answer_quality.md |
| 99 | 10. LLMの横に置いたら何になるか | 「CSEが一番役に立つ仕事」を3候補に絞る(区分=合成、新規実験なし。候補7種(Local Transition Monitor/Anomaly Sensor/Short Pattern Recall/LLM History Selector/Query Retriever/Conversation State Monitor/Per-user State Engine)を、PHASE10_PROTOCOL.md§8で固定した採点式(Demonstrated capability・Comparative advantage・Operational viability・Known structural blockerの0/1/0/1/0/1/0,−1)でQ1〜98の記録から機械的にスコアリング、閾値2以上を抽出) | 基準を満たした候補は2件: LLM History Selector(+2)・Per-user State Engine(+2)(3件以下のためそのまま報告、tie-break不要)。LLM History SelectorはQ93の比較優位FOUND(唯一)が+1に、Per-user State EngineはQ97/98で既知の構造的限界が無いことが+2に貢献。Local Transition Monitor・Anomaly Sensor・Short Pattern Recall・Conversation State Monitorはいずれも+1(能力・運用性はあるが比較優位NOT FOUND・既知の限界あり=Phase8の判定パターンの再現)。Query Retriever(−1)は唯一マイナス(query条件付けの機構が構造的に無い、Q94-A/B)。詳細: logs/day99_candidate_scoring.md |
| 100 | 10. LLMの横に置いたら何になるか | 最終判定: CSEは何者だった?(区分=合成、新規実験なし。元資料の選択肢LM/Sequence Memory/Temporal State/Pattern Detector/Anomaly Detector/LLM Memory/その他に、Q1〜99を機械的に当てはめる。Q80と同型。100問チャレンジの最終回) | CSEは核として「局所構造異常センサー(Anomaly Detector)」。LMはNOT FOUND(非局所依存・多義語に失敗)、Sequence Memoryは条件付き(N≤8・専用経路)、Anomaly Detectorは100問中最も一貫して再現された性質。比較優位は古典的な精度・資源・常駐エンジンの軸(Phase8・9)ではすべてNOT FOUNDだったが、Phase10のLLM history selectionという応用で初めてFOUND(Q93)。最終文: 「CSE, understood correctly as an anomaly detector, found one genuine job」(LLM会話履歴からquery非依存に重要そうな部分を選ぶ)。詳細: logs/day100_final_verdict.md |
Phase8(Q71-80)まとめ
→ 詳細(Evidence Map・W1/W2/W3の最終判定・撤回/修正台帳・構成別Capability Matrix・Failure Modes・誤りと訂正の台帳・Open Questions)は PHASE8_CHECKPOINT.md を参照。状態: ACCEPT / FROZEN(2026-09-21、査読2で固定。以後、本文は書き換えず、後続Phaseからsuperseded / revisedで追記)。 事前定義は PHASE8_PROTOCOL.md(FROZEN)、未検証仮説は OPEN_HYPOTHESES.md。
- 問い: 「CSEはできるか?」ではなく「既存の比較手法よりCSEを選ぶ、事前定義済みの理由があるか?」。n-gram・ルール・小型GRU・Isolation Forestと同じデータ・同じ基準(G0ゲート・検証で選択・テスト固定)で戦わせた(Q71〜79)。
- 最終判定(Q80、新規実験なし): W1 Accuracy Win: NOT FOUND / W2 Pareto/Resource Win: NOT FOUND / W3 Functional Win: NOT FOUND(評価した範囲で)。
- 能力は残る: 局所noveltyの検出・位置特定、少数・短い・後続一意の固定系列の少回数学習・recall(N≤8)、旧文を保存しない条件付きオンライン追加(n≤8)、健全なLC+Pの10万トークン連続運転(単一正常周期)は再現された。「実証された能力」と「実証された比較上の優位」は別。
- 過去の主張の更新: 「連続観測で自壊する」はdefault設定の産物(一般化しない)。予測性能の非崩壊と履歴メモリの有界性(
recent_fired約8B/トークン)は別問題。 - 補遺R1/R1b(FROZEN後の追加証拠、2026-09-21): 並走ジョブ停止後のCPU再測定(logs/rerun_quiet_cpu.md)。順位の逆転なし・W1/W2/W3の判定は維持(W2の反転条件=CSE÷3-gram表≤0.5に該当なし、最小7.6倍)。絶対値は前回の約0.55倍(並走が全手法を約1.8倍ふくらませていた)、倍率は精密化(学習145〜165倍・推論575〜615倍・GRU÷CSE 103〜112倍・1文追加はn0≤4で約8倍/n0≥8で約130〜160倍)。環境は厳密には静かでない(OSの.NET最適化サービス等が動いていた、R1とR1bは約10%以内で一致)。Q78の3-gram表の更新コストに分解能の欠陥があった(数値の向きは不変)。Phase9以降で倍率を引用するときは補遺の値を使い注記する。
- エンジンと
pair_context_capacity(=64)は、チェックポイント固定まで変更しない(H-U7x-1はSEALED / UNTESTED)。
Phase9(Q81-90)まとめ
→ 詳細(Evidence Map・要件層別PASS/FAIL・比較優位S1/S2・予測スコアカードP9-1〜11・構成別Matrix・Failure Modes・誤りと訂正の台帳・Open Questions)は PHASE9_CHECKPOINT.md を参照。状態: ACCEPT / FROZEN(2026-09-22、査読2で固定。以後、本文は書き換えず、後続Phaseからsuperseded / revisedで追記)。事前定義は PHASE9_PROTOCOL.md(ACCEPT/FROZEN)。
- 問い: 「CSEは軽量常駐エンジンとして成立するか」(絶対要件PASS/FAIL/UNRESOLVED)と「比較対象より選ぶ理由になるか」(S1資源の厳密勝ち/S2運用機能の勝ち)を分けて答える。
- 要件層の総括: R1(10 ev/s)はPASS。R2(1,000 ev/s)は測定値上は要件(CPU 23.5〜24.0%対25%)を満たしたが、事前登録した環境基準を満たしていないため正式PASSではない(
PROVISIONAL、numerical thresholds met / environment-unqualified)。R3(10,000 ev/s)はFAIL(必要な連続処理能力の約3.8倍不足)。SET-3・3-gram表はR1・R2を明確にPASSし資源でも一貫して優位(スループット456倍、Q82)。 - 比較優位: S1・S2ともNOT FOUND(Phase8の判定を運用の軸に拡張、反転なし)。
- 能力は再現・拡張された: ストリーミングAdapterの等価性(Q81 PASS)、作業記憶の非有界成長は完全に無害化可能(Q83 CHARACTERIZED→Q84 PASS、最小K=2)、単一正常周期は10^6イベントまで健全(Q90 PASS)、複数パターン混在+異常混入もほぼ全軸fresh基準内(Q90、時間軸のみUNRESOLVED)、重み量子化はint8まで劣化ゼロ(Q88-A)、活性量子化はcapを守れば劣化ゼロ(Q88-B、ただし内部overflowが隠れて発生)。
- 代償も明確になった: 間引きは最も軽い段階(k=2)から高コスト(G0が6倍上昇、Q89、CHARACTERIZED)。Q88-A・Q89では事前予測が明確に外れ、特にQ89のG0方向反転は要注目。
- Q86・Q87はUNRESOLVED(実機なし)で確定。
- 最終文: 「Phase9 characterized CSE's behavior as a lightweight resident engine and did not find a preregistered comparative advantage... It separates demonstrated operational viability from demonstrated comparative advantage.」(全文はPHASE9_CHECKPOINT.md第4節)
- エンジンと
pair_context_capacity(=64)は、チェックポイント固定まで変更しない(H-U7x-1はSEALED / UNTESTED)。
Phase10(Q91-100)まとめ【100問チャレンジ最終Phase】
→ 詳細(Evidence Map・最終判定・Q99候補スコアリング・予測スコアカードP10-1〜8・Capability Matrix・Failure Modes・誤りと訂正の台帳・Open Questions)は PHASE10_CHECKPOINT.md を参照。状態: ACCEPT / FROZEN(2026-09-22、査読2で固定)。事前定義は PHASE10_PROTOCOL.md(ACCEPT/FROZEN)。
- 問い: 「LLMの横に置いたらCSEは何になるか」。Primary=方式B(合成タスクの情報十分性、無料・オフライン・決定論的)。実LLM検証(方式A/C)はチェックポイント固定後のexternal validation addendumとして分離。
- Q91〜93はFamily A(Novelty-aligned)/Family B(Novelty-decoupled)の2群で実施: CSEは「重要性」ではなく「新規性(低頻度)」を検出しており、common値(高頻度)の重要事実を約9〜15%見逃す(Q91、選別課題)。同じ機構が検索課題(Q95)でも確認された。
- Q93で100問チャレンジを通じて初めて事前登録した比較優位がFOUND: CSE閾値方式による重要履歴選別が、情報十分性においてRecency(平均0.119)・Lexical Vector Retrieval Baseline(平均0.812)を上回った(CSE平均0.973)。Phase8(W1/W2/W3)・Phase9(S1/S2)ではすべてNOT FOUNDだった比較優位が、LLM history selectionという応用でのみ成立。
- CSEにはquery条件付けの機構が構造的に無い(Q94-A/B): query条件付き検索ではLexical検索に一貫して劣る=「CSE=書き込み時の事前選別、Lexical検索=読み出し時のquery検索」という役割分担。
- 意味的矛盾の検出可能性は上流表現(U/S)が規定する(Q96): 値の情報を残さない表現からは論理的に検出不能、残す表現でも効果量は極小で運用閾値では区別できない。「CSEが意味を理解した」とは書かない。
- 「1インスタンス=1トピック/1ユーザー」という分割設計により、今回評価したK≤8では単一共有インスタンスで観測された性能劣化を観測しなかった(Q98、operational workaround。容量限界そのものの解決ではない、因果未解明)。per-userインスタンスは資源的に極めて軽量(Q97)。
- Q99: 基準を満たした候補は2件(LLM History Selector・Per-user State Engine、いずれも+2、3件への強制絞り込みはしない)。
- Q100最終判定: CSEは核として「局所構造異常センサー(Anomaly Detector)」(Phase6〜10で最も一貫して再現された性質、優劣ランキングではない)。比較優位は古典的な精度・資源・常駐エンジンの軸ではすべてNOT FOUNDだったが、Phase10のLLM history selectionという応用で初めてFOUND。
- 最終文(全文はPHASE10_CHECKPOINT.md第4節): 「Phase10 found, for the first time across all 100 questions, a preregistered comparative advantage for CSE... it adds one place where the separation between demonstrated capability and demonstrated comparative advantage, maintained since Q80, finally closes.」
- エンジンと
pair_context_capacity(=64)は、このチェックポイントの固定後も変更しない(H-U7x-1・LLM validation addendum・embedding検索・実対話での再検証は100問終了後の追加研究)。
CSE 100 Challenge — Q1〜Q100 COMPLETE(2026-09-22)。Phase1〜10・全チェックポイントFROZEN。
100問終了後の追加研究(Challenge本体には含めない)
- H-U7x-1(pair-context capacity saturation):
SEALED/UNTESTED→CONFIRMED (mechanistic)(2026-09-22、logs/hu7x1_capacity_sweep.md、OPEN_HYPOTHESES.md追記2)。pair_context_capacityを32/64/128/256/512で掃引した結果、recallの崖と学習CPUのジャンプが、真の文脈需要とcapacityの比(ratio)という単一の変数だけで、5つのcapacity値を通じて再現された(ratio≈0.87で全capacityがrecall=1.000から崩れ始め、ratio≈1.31で全capacityの学習CPUがジャンプする)。pair_context_capacityが崖・ジャンプの直接の原因であるという機構的証拠。範囲: 文脈一意コーパス(L=8)のみ、他タスクへの一般化・二次的なcapacity依存の機構は未検証。エンジン・Primary構成(capacity=64)は変更していない。 - Q93のLLM validation addendum実施済み(2026-09-22、logs/llm_validation_pilot.md、LLM_VALIDATION_ADDENDUM_PROTOCOL.md)。pilot(24対話×4条件=96回、Haiku 4.5・OpenRouter経由、コスト数十円未満)。Q93の情報十分性の比較優位(CSE>Lexical>Recency)が、実際のLLM回答品質でも同じ順位で再現された(CSE=1.000、Lexical=0.875、Recency=0.208)。「情報が残っている」が「LLMが実際に使える」に直結することを実測で確認。Family B(common値見落とし)での劣化(D3)はこのpilot規模(N=12/family)では確認できず(サンプル数不足、拡大pilotで再検証可能)。
- Family B Expansion Pilot実施済み(2026-09-22、logs/llm_validation_familyb_expansion.md)。Family Bのみ90対話(common-important 77件)に拡大し、selection failureとutilization failureを分離。CSEのcommon値見落とし率=9.1%(Q91の集計recall0.888とほぼ一致)、selection失敗7件は全てLLMも不正解(lucky guess0件)、selection成功70件は全てLLM正解(utilization failure0件)。「Q91の弱点は実LLM回答失敗に直結する」ことが定量的に確定。追加観察: Family B限定ではCSE(全体0.922)とLexical(全体0.922)がほぼ同水準(失敗の性質は対照的、common値はCSEが弱くLexicalが強い、rare値は逆)。
- Sonnet 5 Cross-Model Replication実施済み(2026-09-22、logs/llm_validation_sonnet_replication.md)。上記のCSE選択結果を固定し下流LLMだけをSonnet 5に交換、77件全件でHaikuと完全に同一のパターンが再現(utilization failure 0/70・lucky guess 0/7)。「selection段階への誤差の100%帰属」はHaiku固有ではないことを確認。LLM History Selector系の検証はここで一区切り。
- LLM History Selector validation branch — FROZEN(2026-09-22、LLM_VALIDATION_ADDENDUM_PROTOCOL.md§9)。新しい具体的な問いが出るまで再開しない。既知の境界: Anthropic 2モデル(Haiku 4.5・Sonnet 5)・合成対話コーパス・テストしたprobeの範囲。
- 残り: embedding検索・実対話での再検証・Anthropic以外のモデルでの再現性確認は未着手(FROZEN対象外の将来課題)。
H-U7x-2: capacity saturationの他タスク一般化・頻度依存eviction機構(FROZEN、2026-09-22)
実施済み(logs/hu7x2_generalization.md、logs/hu7x2_t3clean.md、OPEN_HYPOTHESES.md)。T1(Variable Length、L=4/8/16)・T2(Shared-prefix/Branch)は明確にratio整列を再現(H-U7x-1がL=8固有ではないと強く支持)。T3(Mixed-frequency)初回は「同ratioで高頻度群が低頻度群より生存する」(差0.391)ことを確認したが、訓練コーパスの反復操作自体がcapacityと無関係にQ69型劣化を引き起こす交絡を発見。T3-clean(頻度と総訓練量を分離した再検証): hard gate(G0)はFAILしたがこれ自体が新発見(capacity非依存の未解明の劣化機構、Open Hypothesesに登録)。差分(G2・G4)は汚染されておらず、「pair-context capacityの追い出しは頻度ベース」が介入(capacity増加で差が0.337→0.007まで単調縮小)という因果的に強い形で確認された。H-U7x系列(1→2 T1/T2→2 T3-clean)はここでFROZEN。H-U7x-1(context-unique L=8、CONFIRMED mechanistic)の結論は変更なし。
CSE v2: H-C2C-1(Chain-on-Chain 最小テスト、negative result)
実施済み(2026-09-23、logs/hc2c1_minimal_test.md、H_C2C1_PROTOCOL.md)。CSE v2 Modular Augmentation Specification v0.1(read/フォルダ)のM4 Chain-on-Chainに対応する最小PoC: L1(パススルー、圧縮なし、直前2記号キーを新しい1記号に再割り当て)+L2(pair-context完全無効、max_nodesを拡大)で、文脈一意コーパスの想起タスクを解けるかを検証。結果はnegative: 小N(8・16)ではFlat(no-pair)基準より悪化(0.175<0.336、0.237<0.296)、大N(32・64)でようやくFlat水準に近づく程度(B0.289 vs A0.206・C0.432、B0.255 vs A0.158・C0.277)。「圧縮なしの階層化だけで資源競争を回避できる」という単純な仮説はこの最小設計では支持されず、L1の語彙が訓練位置数に匹敵し大半が単発露出になったことが原因と疑われる(未確定)。H-C2C-1a(圧縮介入、2026-09-23)実施済み(logs/hc2c1a_compression.md): 決定論的hash/moduloの固定語彙圧縮(V=16/32/64)のみで検証。①(B0改善&Aを上回る)はN=8・16で成立(最適V=32、mechanistic finding)、②(Cと同等以上)は全N・全Vで不成立。大N(32・64)では圧縮を強めるほど悪化しB0にも届かなかった。ユーザー提示の判定基準では「①のみ成立、②不成立」=圧縮の効果はあるが比較優位はNOT FOUND。次はより強い/賢い圧縮を試すか、L2 pair-context有効化を試すか、M7(Deterministic Rule Hybrid)へ移るか、ユーザー判断待ち。
CSE v2: M4 CLOSED → M7系列(H-M7-1/H-M7-2) CLOSED → M1 H-M1-1(初の基準達成)
- M4 Chain-on-Chain = CLOSED(2026-09-23): 事前登録の続行基準③不成立のため、L2 pair-context延命はせず終了。
- H-M7-1(Deterministic Rule Hybrid、設備異常監視) = CLOSED / LOGICALLY INFEASIBLE UNDER FROZEN SIGNAL DESIGN(0 trials)(H_M7_1_PROTOCOL.md§14): Codex 3回目査読で、結合則の真理値表がRule-onlyと8パターン全一致=CSEの寄与が代数的にゼロと判明。RHR型競合とStructural anomalyが単一遷移特徴で同一入力になり、決定論的関数では分離不可能。実験はしていない。
- H-M7-2(Temporal Aggregation Separability) = CLOSED / NOT SEPARABLE(H_M7_2_PROTOCOL.md§11): 6特徴すべて事前登録基準不成立。
min_p/mean_surprisalはbalanced accuracy 0.833まで届いたがStructural recall 4/6=0.667で未達(ISRCHRCHRCP・ISRCHRCPを一貫して見逃す)。基準は緩めていない。M7自体はOPEN。 - H-M1-1(Reverse Information Gain) = FINAL/FROZEN, amended sanity definition(H_M1_1_PROTOCOL.md、
artifacts/hm1_1_reverse.json): 集約方法ではなく観測方向を増やす(Forward/Reverse/F+R単純OR)。mean_surprisalでOUTCOME 3(F_common・R_commonの見逃しパターンが完全に相補的で、OR結合で6/6・balanced accuracy 1.0)。他5特徴はNOT FOUND。CSE v2で初めて事前登録基準を満たした枝。 - 位置づけ: 初回実行中にsanity定義
valid_rangeの誤り(CSEが正当に返すp=0を排除していた)を見つけ、Go/No-Go基準・特徴定義には触れずに訂正してから出た結果。無傷の一発試験ではない。 - 言えるのは、固定データ(6 unique Structural patterns)・固定運用点(
k=3,T=3.0)・固定LOPO/OR手順でのseparability evidenceまで。一般化性能・実運用性能は主張しない。 - H-M1-2(Bidirectional policy)へ進む場合は、今回の閾値・OR則を流用せず、別のpreregistrationとして立てる。
- H-M1-2(Fresh-Grammar Confirmation) = FINAL/FROZEN — NOT REPLICATED(2026-09-24、Codex post-execution audit: PASS WITH CONCERNS、§17)(H_M1_2_PROTOCOL.md§16、
artifacts/hm1_2_confirmation.json): 旧語彙ではStructuralが6パターン・RHRが1パターンしかなく、H-M1-1の6/6は偶然の2+2と区別できなかった。そこで、手続き生成した3文法(G2/G4/G12)のheld-out patternで、F+RとForward 2台のOR対照(F+F2)を比較した。C1 0/3・C2 1/3・C3 1/3で、事前登録基準では再現しなかった。 - C1は3文法ともnegative recallが基準未達(G4はStructural recallも未達)。G2・G4では、稀な正常テンプレート4本のうち2本を、どの検出器も常に警報にした。
- G12だけH-M1-1型の相補性が出た(F+R 18/20、F 11・R 14)が、Rの誤警報でBA 0.742となり基準未達。
- F2は、測定した検出集合・集計指標でFと高い類似性を示し、対照としては想定より弱かった可能性がある。
- S1(旧文法、参考値)ではF+F2=4/6でF単体と同じだった。
- H-M1-1の記録は変更しない(discoveryとして凍結、confirmationでは支持されず)。
- H-M2-1(Classical Multi-Hypothesis Search、M2の古典対照) = FINAL/FROZEN — P1・P2ともNOT FOUND、床(
floor_both)(H_M2_1_PROTOCOL.md§14〜15、2026-09-24、Codex実行後監査: PASS WITH CONCERNS): 自由生成の想起課題(16セル×10インスタンス)で、A=greedy、B=1回分岐探索、C=beam(k=3)を比較した。正答率は3方式とも0.26%で、全160単位が同点だった。 - Aの誤りの半数以上は、分岐に着く前(cue直後の共通部分)で起きていた。B・Cは1件も取り返せず、正解は最終ビームにもほぼ乗っていなかった。greedyの出力には短い反復や早すぎる終了が見られたが、これらと候補選択・確率分布との因果関係は検証していない。
- 事前登録どおり、結論は「登録した条件では改善を検出しなかった」までにとどめ、「探索方式に効果がない」「M3は不要」とは解釈しない。低正答率だったことから、他の条件での探索の有効性や、差が生じなかった原因は判断できない。
- 実行前に、手作りデータでCSEの確率がほぼ1本に張り付くことを観察した(§10-2)が、凍結した条件は変えていない。
- 手順: プロトコルはCodexのpre-execution査読3回・実装後査読2回を経てv0.4で凍結し、commit
5c1f396で固定してから実行した。判定は、整合性確認が終わってから開いた。手順逸脱3件(誤送信経由の実行開始、Codexによる自己再監査、判定1行の先行閲覧)を§15〜17に記録しており、「逸脱なく実施」とは書かない。 - H-GEN-1(Free-Running Failure Localization、診断研究) = FINAL/FROZEN — 登録済みの出力 R1(near_miss 806/1599)(H_GEN_1_PROTOCOL.md§14〜18、2026-09-25、Codex実行後監査: PASS WITH CONCERNS): H-M2-1で自由生成がほぼ全滅したため、改善はせずに、greedyが正解系列から最初に外れる点
j*を、正解強制の経路(自由生成とj*まで状態がbytesで一致)の上で分類・分解した。課題はH-M2-1と同じ生成器で乱数キーだけ変えた未見の1600プロンプト(Primary)。 - 1600件中1599件が逸脱。位置は分岐前(S1)1016・分岐点504。仕組みは
near_miss806・pruned755・underflow38。事前固定の決定表ではR1(near_miss> 1/2)だけが成立し、§6による次の研究の候補はH-M2-1b。 - ただしR1は成立の最小件数800を6件上回っただけ。また
near_missの多くは確率の上では近くない(正解の確率の中央値8.1e-10、0.1以上は7%)。参考のSecondary(H-M2-1の課題、振り分けに使わない)では782/1596で不成立。これらは事後の記述で、出力は書き換えていない。 - 逸脱1599件中1595件で、
history(履歴の活性の項)が、選ばれた記号と正解の実効scoreの差の、符号つきで最大の正の構成項だった。介入による因果効果は示していない(候補: H-GEN-2)。 - 手順: プロトコルはpre-execution設計査読3回でv0.5凍結、実装後査読2回(1回目FAIL=自由生成側のNaNの素通り→検査つき展開で修正、テスト84項目)、commit
fce5ae4で固定してから実行。manifestにCSE本体のhashも記録。閲覧順序(整合性確認→判定)は実行者の記録によるもので、独立の時刻付き証拠はない。 - H-GEN-2(History Term Intervention、介入研究) = FINAL/FROZEN —
hist_offPASS /pair_offNOT PASS(H_GEN_2_PROTOCOL.md§16〜17、2026-09-26、Codex実行後監査: CONCERN→記述訂正で凍結): H-GEN-1でhistoryが最大のscore差の構成項だった観察を、未見の課題(hgen2、1600プロンプト)で介入により検証。同じ学習済みエンジンのデコード時だけ係数を変え、最初の逸脱位置Lをユニット単位で比較。 hist_off(history_boost= 0): ΔL = +3.69記号(macro)、160勝0敗0分、p = 2^-160 → PASS。16セルすべてで10/0。完全一致はbase4/1600 → 726/1600。pair_off(pair_context_boost= 0): 観測されたΔL = −0.57(逸脱が早まった)、0勝145敗15分 → NOT PASS。hist_low(記述のみ): ΔL = +1.00。- 言えるのは「この構成・この課題分布で、デコード時に履歴の項を外すと最初の逸脱が登録した両関門を満たして遅れた」まで。履歴の項への特異性(→H-GEN-2b候補)、生成失敗の一般的な原因、
history_boost= 0の推奨設定化は主張しない。 - H-GEN-2b(履歴の項を取り除く効果の特異性) = FINAL/FROZEN — 主比較
HIST_OFF > PAIR_OFF(H_GEN_2B_PROTOCOL.md§16〜18、2026-10-04、Codex実行後監査: PASS WITH CONCERNS→記述の限定で凍結): 未見の課題hgen2b(1600プロンプト)で、hist_off対pair_offを直接比較(ΔL +4.23、160/0)。副比較(4方向)では、履歴の値を不応期の後の大きさを保ったまま通常の記号の間でかき混ぜるhist_shuffleより、hist_offが逸脱を遅らせた(+4.17、160/0)。base対hist_shuffleはどちらの方向も検出せず(baseが+0.489、140/11だがマージン1/2未満)。初回の実行は件数の検査の誤り(各10プロンプトと想定、実際は8か12)で書き出し前に停止し、検査だけを訂正して再実行した(§16、逸脱として記録)。 - H-GEN-4(履歴の害は「すでに出た記号」からか「まだ出ていない記号」からか) = FINAL/FROZEN — 主比較NOT DETECTED(H_GEN_4_PROTOCOL.md§15〜16、2026-10-04、Codex実行後監査: PASS→日付の訂正で凍結): 点数の計算の間だけ、通常の記号の活性を「すでに出た記号(
P)」と「まだ出ていない記号(F)」に分けてマスク。hist_past(Pだけ)対baseは+0.376(117/34)でマージン1/2未満、hist_future(Fだけ)はbaseとほぼ同じ、hist_offはhist_pastより+3.43(160/0)。記述:hist_pastで先走りは505→23に消えたが、繰り返し768・早すぎる<END>722に置き換わった。最初の逸脱が大きく遅れたのは履歴の項全体を外したときだけ。 - H-GEN-3(繰り返しを「禁止」するか「減点」するか) = FINAL/FROZEN — RQ1・RQ2ともNOT DETECTED(H_GEN_3_PROTOCOL.md§15〜16、2026-10-04、Codex実行後監査: PASS→記述の限定で凍結): 正解に近い距離の繰り返し(「ABB」「ABA」)を含む新しい課題(50ユニット・400プロンプト)で、不応期の禁止(
ban)・抑制なし(none)・減点(soft、banなら0にされる記号の正の点数をθ = 4で割る)を比較。soft対banは全40同点、soft対noneは9/7/24で、どちらも検出せず。床に近い(繰り返しのセルの320中243が最初の繰り返しの前に逸脱)。記述: θ = 4のsoftは392/400でbanと同じ生成、距離2の繰り返しに到達した40件で正解を選んだのは0件(noneは32件中17件)。有限のθは禁止と一致しない(設計査読で訂正)。 - H-M2-1b(history-off構成での複数仮説の探索) = FINAL/FROZEN — P1・P2ともNOT FOUND(H_M2_1B_PROTOCOL.md§20〜21、2026-09-29、Codex実行後監査: PASS WITH CONCERNS→記述の限定で凍結): H-M2-1と同じM2の問い(P1=B対A、P2=C対B)を、
history_boost= 0の構成(H-GEN-2の結果を見た後に採用した事後の研究判断。最適値ではない)と未見の課題hm2_1b(1600プロンプト)でもう一度試した。decoderはH-M2-1のものを変更せずに使った。 - マクロ平均の正答率: A 0.459・B 0.465・C 0.465。登録した床の診断(
floor_both)には該当しなかった(H-M2-1では0.26%)。 - P1: 平均差+0.0057、13勝4敗143分、p ≈ 0.0245。統計の関門は通過したが、効果量の関門(≥ 1/20)を満たさずNOT FOUND。P2: +0.0008、4勝4敗152分でNOT FOUND。
- 診断(記述): Aの経路で確率が正の子が2個以上あったステップは91.5%だが、2位の確率が1e-3以上だったのは14.9%(
p2の中央値1.4e-11)。事後の集計では、Cの最終ビームに正解が入っていたのは1080件、Cの正答は719件。 - 言えるのは「この1構成・1課題分布で、B・Cとも登録した改善の基準を満たさなかった」まで。「探索に効果がない」「同等」「M3は不要」とは読まない。
- H-CAL-1(Top-1 Confidence Calibration、測定研究) = FINAL/FROZEN — NEITHER(H_CAL_1_PROTOCOL.md§15〜16、2026-10-03、Codex実行後監査: PASS/CONCERN 2→記述補足で凍結): Study 107の凍結入力・構成で、top-1確信度の較正(等幅15ビンECE)をbigram・trigram・GRU・Transformerと比較。107の再現の関門45/45通過。CSEのECEは最良の対照より0.017〜0.021大きい(点推定)が、FinnishでDISADVANTAGEの区間条件を満たさずNEITHER。CSEは過小確信で、確信度は張り付いていない。予測A当たり・B外れ(
history_boost=0.35は逆に強い過小確信)・C不支持。 - H-COL-1(CSE Colony、役割分業の比較研究) = FINAL/FROZEN — COLONY GAIN, NO CSE-SPECIFIC ADVANTAGE(H_COL_1_PROTOCOL.md§18〜19、2026-10-03、Codex実行後監査: PASS/CONCERN 2→表現を訂正して凍結。構想の原文はCSE_COLONY_CONCEPT.md): 合成言語・oracleのラベルで、役割を分けたCSE(Colony)はカテゴリを介した汎化(既知の語の未知の組み合わせ)で1.000、単体CSE・保存サイズがColony以上の単体・trigramは0.333。同じラベルのクラスベースn-gramも1.000(20インスタンスすべて同点)で、利得はラベル(クラスの分解)で説明できる。予測1〜3当たり・4外れ(Colonyの保存サイズは単体の約1.22倍)。単体CSEにラベルを渡す条件と確率的な課題はH-COL-2の候補。
- H-COL-2(ラベルを1匹に渡す、比較研究) = FINAL/FROZEN — NOT DETECTED(H_COL_2_PROTOCOL.md§16〜17、2026-10-03、Codex実行後監査: PASS): H-COL-1と同じ課題で、同じラベルを1つのCSEに1本の系列(後置:
魚 N_FOOD を)として渡すと、カテゴリを介した汎化は1.000でColonyと20インスタンスすべて同点(主比較COL対SL_post= NOT DETECTED)。ラベル付きの単体はラベルなしの単体(0.333)を20/0で上回った。予測4つすべて当たり。ラベルを前に置く問い(RQ2)は、凍結構成では痕跡の読み出しが無効で意図した機構を検証できないため対象外(0 trials)。天井を外す確率的な課題は次の候補。 - H-COL-3(天井を外した確率的な課題、比較研究) = FINAL/FROZEN — CN BETTER(H_COL_3_PROTOCOL.md§17〜18、2026-10-03、Codex実行後監査: PASS): 動詞を目的語のカテゴリから確率的(主0.8/副0.2)にし、真の分布に対する交差エントロピーで比較。同じラベルのクラスベースn-gram(0.728ビット、下限0.722)が、Colony(1.379)とラベル付きの単体CSE(1.356)より約0.63〜0.65ビット低かった(20/0)。Colony対ラベル付きの単体は差0.023ビットでマージン未満(NOT DETECTED)。top-1は3者とも主の動詞で同じ。CSEの2条件は確率の約35〜36%を正解の動詞以外に与えていた(原因は未同定)。
- H-LEAK-1(H-COL-3の確率の漏れの診断) = FINAL/FROZEN(H_LEAK_1_PROTOCOL.md§14〜15、2026-10-04、Codex実行後監査: PASS/誤記1件を訂正): H-COL-3の本試験の課題で、再現の関門(全20×2×48のT2で保存値とビット一致)を通した後に、確率を
direct・pair・混合の3成分に分解。漏れ(約35〜36%)の約87〜91%がdirectの項(今の記号「を」の行が全カテゴリの動詞に平均1/3ずつ配られる)、約9〜13%が混合、pairは0。事前の予測3つは両条件とも当たり。介入はしていないので原因とは書かない。 - H-LEAK-2(
pairの重みへの介入) = FINAL/FROZEN(H_LEAK_2_PROTOCOL.md§14〜15、2026-10-05、Codex実行後監査: PASS): H-COL-3と同じ生成規則の新しい課題(キーhleak2)で、ラベル付きの単体CSEの学習済みの状態はそのままに、採点のpair_context_boostだけを1→3→9に上げた。T2の交差エントロピーは1.356→1.035→0.871(B3・B9 BETTER、20/0)、正解の2つの動詞への確率は0.646→0.807→0.904。direct由来の漏れが1/(1+β)の割合で減り、混合の分は残った。β=9でもクラスベースn-gram(0.728)が0.143ビット良く(CN BETTER)、その差はほぼ残った漏れの分。混合を0にした効果は0.046ビットでマージン未満(NOT DETECTED)。予測1〜5すべて当たり(予測5は前提が成り立つときの恒等式の確認で、独立の発見ではない)。副作用は測っていないので推奨設定とはしない。 - H-LEAK-3(βを上げたときの副作用) = FINAL/FROZEN — SIDE EFFECT DETECTED(
S-G-B9)(H_LEAK_3_PROTOCOL.md§14〜15、2026-10-05、Codex実行後監査: 数値・判定は一致/記述の誤り1件(CNとの大小)を訂正して凍結): 新しい課題(キーhleak3)で、真の分布が分かる2つの位置(「が」の後=目的語18語に一様、「は」の後=カテゴリの形容詞2語)を、ラベル付き(SL_post)とラベルなし(S)の単体CSEで、β = 1・3・9で比較(16本、α = 1/320)。β = 9でラベルなしの「が」の後が約0.09ビット悪化(20/0、pairのキーが個別の動物でまばらな行が、同じ18語の中で配分だけを変える)。β = 3は0.046ビットでマージン未満。「は」の後は両モデルとも0.35〜0.57ビット改善、ラベル付きの「が」の後はdirectとpairの行が同一でβは効かない。予測1〜5すべて当たり。まばらさを原因とは同定せず、βの推奨もしない。 - 研究マップ: V2_CHECKPOINT_1.md(M4 → M7 → M1 → M2 → H-GEN-1 → H-GEN-2)、V2_CHECKPOINT_2.md(M2の古典的な検証の系列: H-M2-1 → H-GEN-1 → H-GEN-2 → H-M2-1b)。
- v2 module exploration: PAUSED / REVIEWED(2026-09-29)— see V2_MODULE_SELECTION_NOTES.md。仕様書のM5・M6・M8を先行研究と照合した前提の監査で、追加の実験によって新しい情報が得られると事前に期待できる正の反証可能な予測を導出できなかった(CLOSEDではない。M2のscore本体・M7などは未検証の部分を残す)。未検証の仮説はOPEN_HYPOTHESES.md。再開するときは、理由と、Selection Notes §6のどの判断を更新するかを先に書く。
- CSE Hardware Feasibility(独立した系列) = NO EVIDENCE — STOP at Phase 0(2026-09-29、CSE_HARDWARE_FEASIBILITY_SPEC.md§14〜15、CSE未実行): 凍結したCSEをエッジ/ハードの局所構造異常検出器にする合理性を判定。Phase8/9などの原典監査で、Phase8/9が当てはまらない条件での資源の比較優位について、事前の正の根拠を確認できなかった(専用ハード上で不可能という結論ではない)。
→ 詳細・結論の履歴管理(撤回・修正台帳、構成別の能力表、Failure Modes)は PHASE6_CHECKPOINT.md を参照。⚠ Default CSEの過去結果を、そのまま現在のCSEの構造的限界として引用しないこと。
- CSEは汎用的な系列理解器というより「局所遷移異常センサー」: 未知の隣接遷移を、ほぼ2値の警報として、その位置で即座に出す(Q58/60a)。
pair_contextで直前2記号をキーとする局所文脈(2-symbol local context)まで識別するが、edgeとpairの局所情報が全て既知の再結合は検出できない(Q58b。Markov次数を厳密に測ったものではない)。 - Q41〜56の「CSEの性質」の一部は既定設定の数値的な副産物だった(Q57): 既定
activation_cap(3.4e35)の下で、活性の指数増加→飽和→丸めで直接辺・pairの差が消える。約30トークンの崩壊・Steadyの前方窓・既知記号の盲点・攻撃後の警報の持続は、この機構(または既定で無効の機能を使っていない結果)。activation_cap≤1e16で連続3000トークンまで鋭さが保たれる。 - Primary構成は
low-cap+pair(Q57h: Q51〜53に回帰なし)、Comparisonはdefault、+traceは実験用(長距離情報は運べるが基本想起を壊すトレードオフ)。 - 警戒状態はCSEの内部にない(攻撃終了後0〜2トークンで復帰、Q59)。CSE単体の出力は強度ではなくnovelty eventのカウンタ(Q60a)で、時間構造は外部Aggregatorで分離できる(Q60b: CSE単体AUC 0.50 → 外部集計0.95〜1.00)。責務分離: CSE=瞬間センサー → Aggregator → Policy。
Phase4(Q31-40)まとめ
「異常検知・予兆検知」を掘った結果、CSEの実用上の"職種"がかなり具体的に固まった:
- 粗い異常検知には強い: 「正常セットの範囲内か」の判定は完璧(Day32/33)。ただし局所的な次点予測(セットの中のどれが起きるか)は確信度が実態と乖離する。
- 異常の"種類"に依存する: 局所的に本当に不自然な異常(隣接ペアが未学習)なら、正常パターン数やPhase3+の崩壊帯に関係なく頑健に検知できる。一方、他の正常パターンと紛らわしい"際どい"異常は見逃す(Day34/34.5)。
- 深刻度を測れない、境界検知器: 軽微な逸脱でも即座に強く反応し(崖型)、突然でも徐々でも最終反応は完全に同一。慣れも予期も無い(Day35/36)。
- 予兆能力はゼロ: 観測可能な逸脱の瞬間と完全に同時に反応し、それより前には一切の兆候(NLL・マージンとも)が出ない(Day37/38)。
- 偽陽性の2大原因を特定: 学習順序バイアスと頻度不均衡。稀だが正当な運用パターンほど誤検知されやすい(Day39)。
- 回復は異常の"正体"次第: 未知記号による異常は
<UNK>集約を通じてセッション全体に恒久的な微小干渉を残すが、稀だが既知の正常による偽陽性は連鎖しない一過性(Day40)。
→ CSEは「予言者」でも「深刻度を測る診断医」でもなく、「今まさに起きている、構造的に明白な逸脱を即座に知らせる境界警備員」という役割が最も適性に合う。運用するなら、稀な正常パターンの扱いに注意し、未知入力に遭遇した後はセッション状態を疑い、深刻度判定や予兆検知は別のレイヤーに任せる設計が現実的。
→ 詳細はPHASE4_CHECKPOINT.mdを参照(支持された結論・棄却された仮説・既知の制約・Phase5へ持ち越す問いを1ページに固定)。
最終ゴール
「CSEはLMとして成功したか?」ではなく、「CSEを使う理由は何か?」に答える。
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